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ページ番号883番
★ ジェラシー ★ エンゼル (横浜) 2012-09-21
結婚して14年目の42歳と35歳の夫婦です。
私たちはお見合い結婚でした。 両家ともいわゆる旧家で両親とも私の結婚相手には非常にこだわっていました。 東京在住の私は28歳のとき21歳の京都市出身のA子と結婚して現在に至っています。 色白で中肉中背のスタイルにも惹かれたのでしょう、一目で気に入ってしまいました。 二人とも異性との交際経験もあまりなく結婚まで4回ほどのデートもお互いに手を触れることもないほどでした。 私は性的経験こそありましたが、キスの経験は妻が初めてでした。 どちらかといえば性的欲求に淡白で、結ばれたのは新婚旅行の4日目でした。 本題に入ろうとすると、彼女の顔が苦痛に歪むのを目にして萎えてしまうのです。 四日目の夜、彼女に飲めない酒を呑ませて寝間でいろいろ訊いてみました。 初恋、付き合っていた男性の有無、キスの経験、オナニーの経験があるかどうか。 初恋以外はノーということでした。 そこで私は彼女を抱き寄せながら 「この三日間でどの部分が一番感じたの?」と唇を塞ぎます。 「・・・、・・・」 「ここ?」 と花芯を指で愛撫すれば、「痛い、やさしくして」 と呟きます。 「じゃぁ、ここかな?」 と乳首を口に含めば手を私の頭に添えるのです。 三日間、手に吸い付くような乳房の感触を掌で堪能して四日目に初めて乳首を口にしたのです。すると唇と舌先に挟まれたそれが生き物のように見る見る勃起してくるのが分かるのです。 勿論、もうひとつの乳首を親指と人指し指で愛撫をしたことはいうまでもありません。 そうすると、「噛んで・・・」 と消え入るような声で彼女は指図するのです。 「いいの?」 と確認すると黙って頷くのでそっと前歯を立てます。 彼女のエクスタシーを見て本題を達成できたのです。 事後、率直に聞いてみました。 「あんなに乱れるなんて、誰かいたんじゃないの」 恥ずかしそうに私の胸に顔を埋めて告白した話はこんな風でした。小六の時生まれて間もない子猫をもらって来て、ミルクで育てていたそうで、夜は布団の中に入れて胸に抱いて寝ていたとか。 夜中に目覚めると子猫が乳首を吸っていることが何度かあったそうな。中一の頃は吸い付くことはなかったが、甘嚙みや爪を立てられたそうです。 相手が子猫であることを知りほっとするとともに、性の深淵をのぞいたような気がしました。 それ以来この話は封印されてきたのですが、それから3ヶ月位たった男と女の遠慮がなくなった頃祝い酒が入ってご機嫌な私が 「今日は猫ちゃんでいこうかな」 と彼女を引き寄せようとすると 「いやぁ~、くすぐったい!」 と両脇をしめて身をよじるように嬌声を発するのです。 でも、くすぐったい!なんて言って申し訳ないと思うのでしょうか 「ね、待って、ホントよ、意識を集中しますから」 と笑い転げながら何度も哀願するのです。 思いもせぬ妻の反応をカラダで感じながら、動きを止め半身になって見下ろしています。 よほどくすぐったかったのでしょうか、目尻から涙を滲ませ目を閉じて意識を集中している妻が中一の子供に見えるから不思議です。 頃合をみて右掌を乳房に置くと、彼女はそっと両手を添えます。 生娘のような嬌声を耳にして興奮してしまい手順を省略して一直線に進むと妻のそこはもう出来上がっています。 「可愛い子猫ちゃん」 とことばを投げかけたあとの彼女の乱れようは文筆家でないので表現できませんが、私が1分間持ちこたえるのがやっとだったことで想像していただきたいと思います。 あれから14年の今年の夏、妻が初めて私以外の男に抱かれました。新婚早々性の深さを知ってしまって熱心に勧めたのですが、取り合おうとしませんでした。ところが今年の夏 「あなたがそこまでいうのなら、一回だけよ、可哀想だから」と言ってのんでくれました。 末っ子の彼女が母親を亡くした三回忌の法要が終わった晩のことでした。 「私が抱かれているところ見たいのね」と念をおすとなんの条件も付けませんでした。 翌日こういうことを何度か経験している知り合いの作家Kに電話して引き受けてもらいます。 そして妻の体の都合と娘たちが合宿で留守になる、八月一日に日取りが決まります。 ホテルのロビーで二人を引き合わせてカードキーをKに渡すと立ち上りエレベーターホールに向かいます。 私の目配せで妻は彼のあとを追います。 初対面の二人が交わす密室での会話を邪魔してはと、時計を見て15分後に部屋に向かいます。カードキーを差込み部屋に入ると、ベッドに白いバスローブからのぞいている妻の足が見えて。上着を脱ぎクローゼットを開けると二人の衣服が仲良くキチンと、その下には靴が並んでいます。 若干の嫉妬を覚えながら、右端に上着をかけました。 私は足早に窓際まで進み椅子に腰掛けます。 Kはバスルームらしく、妻はダブルベッドの右側に寝ていて、私にVサインを送ってくるのです。 「来てくれてありがとう」 という意味かな? 「素敵な男性でよかった!」 という意味かな? 「軽くいかされちゃったぁ」 という意味かな? とか。 なにはともかく親指と人指し指で了解のサインを送りました。 Kはバスルームから出てくると私に気をとめることなくベッドの脇にたたずむと「お待たせ」と言ってからサイドテーブルの明かりを点けます。 下からKを見上げている妻の瞳がキラリと光ったような。 Kは反対側に廻り込みバスローブをつけてままベッドに上がり半身になると、妻のバスローブの紐を解きます。 表情はKの背中でまったく判りません。以後の二人の経過はうまく表現できませんので皆様のご経験から想像して頂くとして、一言でいえばKのリードに身を任せたということでしょうか。 でも、私とことを構えるときよりも女として抑制的でした。 私の前で、「あなたが一番よ」 とでも訴えているように。 Kが気の毒になり最終段階にさしかかったところで妻にこういいました。 「A子、子猫ちゃんしていただきなさい」 すると彼女はどうしようもない状況下にあるにもかかわらず 「いゃぁー、くすぐったい、ダメよ~! ユルシテ!」 とKの胸を押しのけようとします。 勿論、Kはびっくりして動きを一時とめますが、私が 「A子、Kさんには話していないから」 と言うとほっとして落ち着きを取り戻した妻に 「奥さん、子猫ちゃんが好きなんですね~」 といいながら攻め立てます。 仰け反ったり、しがみ付いたりして嬌声を発しながら逝った妻。 事後彼女がバスルームに消えるとKは私のところまで来て手を合わせ 「もう一度頼む」 と。 彼のそれは半ば立ち上がっていて、収まりもつきそうにない 風情でした。 そして“子猫ちゃん”の意味を教えてくれと言われ、乳首に歯を立てることと教えました。 妻には一度だけという約束なので、あとは成り行きに任せることにして部屋を出ました。 二時間後Kがロビーにやって来て、「奥さん、お疲れで眠っているから」 と言うと 私に手を差し出し握手を求めます。 そして「子猫ちゃん、可愛かったよ」、とニヤリとします。 二回目が終わっての寝物語に子猫ちゃんのいきさつを妻から聞きだしたそうで、 彼の後ろ姿が妬ましかった。 三回目はKが子猫になり、私になったりして少女時代と21歳の新婚初夜の 妻まで寝取られたような気がして。 結果、私以外の男に寝顔を見せた妻に対しても。
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