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誘われて③

夢追い人 (福岡)   2012-07-14

反射的に腰を引こうとする妻を抱き寄せ差し入れた指先がヌルッとする
シルクのショーツが肌に張り付き女の亀裂までが判るほどだ
中指の先でなぞると妻があえぐ ”ここも触られたのか?”と尋ねると
いやいやをするように頭を横に振った 
”手で触られたのはお尻だけよ でもね” ”でも?”
”うん あの人のが固くなってて 押し付けられちゃった”
”それで お前じっとしてたのか” 妻が白状しやすいように優しく聞く
”拒んでも悪いようだし どうしていいかわからなかった でもいやじゃなかったよ””だって あの人私の弱点攻めながら上手にささやくんだもん”
”高島礼子に似てるね とか 肌がきれいで女ラシイネとかね”
”ただね 不思議に思ったのは 触られてもいいかな と思い始めたら
急にやめるんだよ” 妻の話を聞いて 俺も同じようだったなと思った
奥さんも大胆なようで大事なところでブレーキを踏んでたような・・・
俺たちは二人して あの夫婦にもてあそばれてたのかもしれない
今頃話しているかもしれない ”あの夫婦その気になってたよ”って

”そうか ここも触って欲しかったんだ”と私 妻が腰を押し付けて”うん 欲しかった”
立ったまま 耳からうなじに唇を這わせながら 妻を後ろ向きにする
左手で乳首 右手はショーツの脇から忍び込ませてビーナスの丘から谷間へと・・・ ”あぁ~ ” 妻が喘ぎ固くなった肉棒を握りしめる
うなじを軽く噛みながら 亀裂の先の小さな尖りを中指で押す 
ぬめりをこすり付けさらにその先の穴に向かって進めていく
妻の腰がうねり始め 指を抜くようにすると追いかけてくる
唇を求め 自ら浴衣の帯を解き おねだりするように甘えてくる
”あぁ そこがいいの” 官能の淵から溺れはじめたときの妻のセリフである
”来て!”妻が叫ぶ 欲望の塊を妻のお尻から亀裂の入口に当てる
苛めてみたい 時々陥るSの心境 妻が求め 私が逃げる
”ねえ もうダメ して!” 今だ 私は心の中でうごめいている願望を妻に告げる ”浮気してみる?” ”えっ”妻はうつろだ
”他の男に抱かれてみるか?” ”・・・” ”でないとしてあげない”
”するから あなたのいうようにするから お願い!”妻の叫び
”本当だな” 私の煩悩の塊が妻を貫く瞬間である
妻を他の男に抱かせてみたい 落ちていく妻を見たい そしてその妻を抱きしめたい!  ひそかに抱いている私の欲望 実現の日も遠くないようだ

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15982 ぜひ続きを 2012-07-17 くじら   
これで終わりではもったいない、
ぜひ続きを、日記の方に書いてください。

15958 こんな話しを待ってました 2012-07-15 しょうちゃん   
リアルで引きずりこまれました。このまま小話だけではもったいない。
ぜひ、日記にて続きをお願いします。普段の夫婦生活など始めから書いていただけるとなお更いいのですが。

きっと同じく切望している読者は多いと思いますよ。