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ページ番号640番
★ 議員先生と妻の関係 ★ 獅子十六 (都内) 2009-02-11
事の発端は先月、私が家主(A)との一戸建て借家の定期借家権の更新交渉の場でした。Aは地元代々の素封家で彼の両親は自宅周辺にある生産緑地で農業を営んでいます。
そんな親の土地に何棟もマンションを建て、地方議員を務めながらで不動産屋を経営しています。町会の新年会の帰りに顔を出した彼をパブに誘い、頃合を見計らって話を切り出しました。 「山本さん、だから言ったでしょう。一年以上も前に・・・更新は出来ませんって」 「予定があるんですよ」 顔は穏やかですが取り付くシマも無い感じでした。私は子供二人の通学問題や妻の熱い思いを話し、子供が独立するまでの数年間の延長を粘り強くお願いしました。 「山本さん、あなたの事情ともよく分かるし、奥さんの思いもよく分かります」 「そもそも、あれはオヤジと父上が契約をしたもので、残余期間をあなたが相続した」 「そういうことなんですが・・・」 「まぁ、私もカネに目がくらんで契約更新をしないなんていってるわけじゃないのよ」 「あなたも知ってのようにマンションの賃貸収入に比べれば、わかるはず」 というなりスコッチのグラスをグイと飲み干します。 「どうだろう、一度奥さんを(個人)事務所に寄越してもらえませんかね」 「・・・?」 「奥さんから陳情とか請願を受けたら家主とは別の私が出てくるかもしれない・・・」 「なるほど、政治家は人の顔が票に見えるようですからね」 「いろいろな方が陳情に見えますが、女性の涙には僕も弱くてね・・・」 「もっともコレは私だけじゃないか」と豪快に笑います。 そんな彼の提案に応じて妻の携帯の番号を教えました。メモった手帳を懐に収めると身を乗り出して、私にささやきます。 「奥さんによく言っておいて。手ぶらで、身ひとつでおいでくださいって。私にとっては奥さんの訪問が何よりの手土産であることをね」 彼の表情から言わんとしていることがストレートに伝わりました。 その晩ベッドの中でAとの話を妻にします。 「響子、今日A先生に例の件を交渉したんだが、契約は契約だからの一点張りでね」 「そうなの・・・」 「学校関係だとか、交友関係だとか、君が執着するこの地域への愛着も話した・・・」 「そうね。あなたは知らないでしょうが、雑誌の“住んでみたい街アンケート”ではいつも上位にランクされているのよ」 「そうしたらね・・・」 「そうしたら?」 「ウン、そうしたら・・・、君をA事務所まで陳情だか請願だかに寄越せと・・・」 「・・・?」 「つまりね・・・、不動産管理を生業とする家主として契約は契約だから曲げられないけど、地元の政治家として住民の陳情だか請願があれば、大所高所から判断をする余地はあるということらしいよ」 「・・・」 「チャレンジしてみる?」 「チャレンジ?」 「君がここをどれだけ愛しているか、執着しているかを先生にプレゼンすることだよ」 「そんなことうまくできるかしら・・・」と不安げな妻。 「女の武器を使うんだよ」 「・・・」 「ナ・ミ・ダ、涙を流すぐらいにしてお願いするんだ」 「そうね、それくらいなら私にも出来そうかな・・・」 「先生に君の携帯番号を教えておいたから、そのうち連絡があると思う」 と背後から耳元でささやくと、ピックとカラダを震わせ乳房をつかんだ私の左手をぎゅーっと押さえる妻。A先生が携帯番号を知っているという現実を共有した二人は無言でお互いを求め合います。 そして妻を完全にコントロールしてから二人の会話が始まります。 「響子、今日の君は特別だな・・・」 「なにが?・・・」と下から聞き返す妻。 「ここだよ」といいながら腰を動かしながら続けます。 「具合がいいよ。 それに瞳まで濡れている・・・思い出したの?」 「なにを?・・・」 「5年前・・・、4年前かな?」 「あなた、意地悪言わないでね・・・」というと目を閉じて顔をそむけました。 そんな妻に斟酌することなく続けます。 「A先生にうまく陳情できるといいね。上手にね・・・」と意味有り気に腰を振ると、私の意のあるところを汲み取ったのか 「私できないわぁ〜あなた来て、もうだめ私・・・」と火の付いた妻に油を注ごうと 「響子、できるよ。 先生のチン情というかチン長を逆探知するつもりになれば・・・」と顔を近づけ耳元でささやくと予期に反して流れが一瞬止まります。 「あなたそうなってもいいの?」と冷めた声で聞き返す妻。 「いいも悪いもないよ。 響子がどれだけ此処に住みたいかという思いを先生としても探りたいわけだ。 どんな打診をしてくるかは分からないから選択肢は広く持つのが交渉の鉄則だよ。最悪の条件も考慮するというか」 「私に判断を任せてくれるのね?」と下から私を見つめる妻。私は返事のかわりに 「響子、5年前に私以外の男性経験も積ませたし・・・これは女としての卒業試験だな」 といいながら彼女を攻めまくります。そして、納得したのかしないのか彼女は声を憚ることなく異常に燃えた。 事後背を向けた妻は独り言のように呟きます。 「私、ここにどうしても住みたいわー。子供の教育環境としても最高だし。素敵なナイスミドルが多いし。緑が豊かで・・・何といっても近隣関係かな」 私は話を耳に相づちを打ちながらも、昨今週刊誌上をにぎわした某官房副長官と一流上場企業の部長夫人の不倫疑惑を考えていた。妻とシルエットが似ているアラフォーの人妻がなんの不足があって、あんな爺さん議員と、と半ば彼に対するやっかみで嘆いていた。片やAは40代の働き盛り。 Aから私の携帯に着信があったのが1月27日。私は北海道に出張中で昼食後の1時過ぎ帯広空港の出発カウンターにいた。 「山本さん、Aですが電話いいですかな?」 「構いませんよ。 どうぞ」 「携帯のテレビ電話機能を使っていますからモニターを見てください」 私は人のいないところに移動し何事かと携帯の画面を見つめました。 「私の事務所からの風景ですが、よく見えますか」 「ええ、冬晴れの空ですね。東京タワーと汐留方面のビルですかね」 私は丘の上に立つ14階建てのマンションの最上階にある、Aの事務所を想像した。 「よくわかりましたね(笑) ・・・、実はきょう奥さんに例の件で来ていただきましてね」 「この風景をお見せしたら感激しておられました・・・」 私は妻からそんな予定を聞いていなかったので少々戸惑った。 「そうですか、それは何かとお手数をおかけしました」 「奥さんからあなたが週末まで北海道へご出張だと聞いて電話をさせてもらいました」 「そうですか、それはわざわざどうも・・・」 「実はね、山本さん・・・、カメラのアングルを変えますからね」 カメラは室内を映している。私は妻がそこにまだいるのかと期待したが姿はなかった。 「山本さん、実はこういう結末なんですよ」とAは申し訳なさそうな声でいう。 「交渉決裂ですね・・・」 「いや決裂というか、決着させたというか・・・これが結果でね」といいながらカメラ がソファーの脇に近づくと、画面一杯に脱ぎ捨てられたような妻のワンピースが・・・ 「・・・」 「山本さん、ショックですか? そうですよね」 「ええ、この画面の服は響子のウツセミというか抜け殻を見ているみたいで・・・」 「気持ちは分かりますよ。 北海道の空から東京の現場をリアルタイムでのぞくなんてね」 「ええ、本当に妙な気持ちです」 「奥さん、お疲れの様子でしたが、いまバスに浸かっていますからご安心を・・・」 「奥さんに泣きつかれましてね。そこまで言うのならと口説いたんですが、抵抗がひどくてね、ほら、見てくださいよこことここ(笑)」 画面はアゴと二の腕の引っかき傷らしきものを映し出します。 「でもね、有無を言わさず力ずくで征服しましたよ。後はお決まりの愁嘆場で、涙、涙でしたが、なんとかなだめすかして・・・」 「ほら、これとこれ、奥さんの涙のあとですよ」とカーペットの二つのシミを指差します。 「響子、泣いたんですか? 声を上げて・・・」 「いや、声は上げませんが力ずくで奪われた悔し涙でしょうね。 これは・・・」 「でもこの涙の跡とは裏腹に、素晴らしい奥さんですね。 山本さん」 私は思わず 「なにがですか?」と聞き返した。 「なにがって、いやだな、山本さん(笑)。カラダの反応ですよ。奥さんの・・・」 「・・・」 「証拠を見せましょうか・・・、ほらこれね。奥さんの涙の跡ですよ。あそこから出た」 画像は心なしか震えながら、カーペットの濡れた部分を映し出していた。 それを愛しむようになぞるAの指でテニスボールぐらいの大きさであることが分かる。 私は帯広空港の雪景色と陽光に一瞬目がくらんだ。俺は真昼間から何を見ているんだと。 だが電話の声はまだ続いた。 「奥さんも請願が聞き入れられて満足したようですよ。“今鳴いたカラスがもう笑った”というわけではないでしょうが、身奇麗になってから寝室でサービスしてくれるそうです」 「いいですよね。山本さん、ここまで来たら・・・」 「Aさん、いいも悪いも本人がその気ならどうぞなんなりと、煮て食おうが焼いて食おうが文句はありませんよ」と精一杯強がりを言って相手の反応を待った。 「さすがですね。その一本気なところは・・・」 「ついでに奥さんがサービスしてくれる寝室を紹介しておきますよ」 画面はゆっくりベッドルームを入りカメラは窓際の一輪のバラを映し出して止まった。 「この赤いバラは、奥さんからのプレゼントですよ。バラの花言葉をご存知ですね」 「“情熱”だとか、“あなたを愛します”かな・・・」 「さすがですね山本さん、私も奥さんからこれを差し出されたときはびっくりしました」 「なるほど・・・」 「デスクの花瓶に生けようとするから私言ったんですよ。バラの花言葉に相応しいのは ベッドルームですよ、とね」 「それがこの花ですね」 「戻って来た奥さんが言うんですよ。先生、バラの花言葉には“貞節”という意味もあるんですよ、とね」 「そうですか、花には詳しいみたいですよ」 「まぁ、結果として私に貞節を奪われたわけですが・・・」 「その奥さんがここで私にサービスをしてくれるとはね」 「“あなたを愛します”なんていう意味かな?」という音声がして指がバラを弾いた。 「山本さんそれでは、この辺で、私も身奇麗にならないと奥さんに失礼になりますので」 といいながら携帯電話を持ってバスルームに入ったようだ。一瞬妻らしい裸像が映ったが、その画像はすぐにぼやけた。レンズが曇ったのだろう。 そして妻らしき声が聞こえてきた。甘ったるい媚びた調子の。 「先生、いやーよう、写真なんかおとりになったら」 「シャッターを押してないから安心して。奥さん、二人の子持ちなのにいいカラダして いるねー」 Aは電話をどこかに置いたのだろう。ぼやけた画面は静止しているようだが音声ははっきり拾っているようだ。音響効果は抜群だ。しばらく間を置いて妻の声が入ってきます。 「先生、そこはいいの。終わりましたから それより私が先生を洗って差し上げるわ」 「なんだか悪いなあ」 長い沈黙の合間に時おりお湯をかけるような音が入ります。 「奥さん、“イタズラ坊主”も念入りにお願いしますよ」 「ハイ、ハイ、わかりました。あまりオイタをしないようにね」 「奥さん、いいねぇ〜その調子いい感じだよ。お返しに奥さんの“泣き虫娘”のお手入れをしょうかな」 「先生、それも結構です。それよりお立ちになって後ろを向いていただけませんか。お尻を洗いますから・・・」と看護婦が患者に指図しているような妻のリンとした声がする。私は今迄妻にカラダを洗わせたことはない。一瞬、Aの尻の割れ目を探る妻の指を想像する。 「ハーイ、終わりました。先生、シャワーを浴びてくださいね・・・」 「・・・だめよ坊や、いい子ね。あとでね・・・」と妻のなだめるような声がすると 「じゃ奥さん、立って。キスはいいでしょう。さっきはそんな雰囲気じゃなかったから」 とAの声が入った。そのあとはシャワーが全開で噴出している音以外になにも聞こえない。妻が立ち上がりシャワーを浴びながらAの腕の中で唇をむさぼり合っている姿を想像した。そして搭乗案内のアナウンスを機に携帯を切った。 座席につくと、通路を行きかうスチュアーデスのヒップの微妙な動きを目で追っている自分がいて、アタマの中では先刻画像で見たワンピース等の妻の存在の証しがぐるぐる回わりながら、むき出しにされた妻のヒップが目に浮ぶ。 思えば妻と別れたのは二日前、なのに一週間も会っていないような不思議な感覚にも襲われる。 早く会いたい、一刻も早く。出張日程は4日も残っているのに心はもう東京に飛んでいた。 こんな気持ちは新婚時代以来だなと思いつつも、週刊誌の老議員とAを、40代の人妻と響子を、その夫である有名飲料会社の部長と自分をどこかで重ね合わせている自分がいた。
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