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ページ番号604番
★ 浮気前提の結婚 ★ 内緒のR (静岡) 2008-11-06
これは私がした浮気の告白です。
夫には言えるはずもない私の思いのたけを聞いていただきたいと思います。 夫は早くに前の奥さんを亡くされ、私とは再婚でした。 出会った当時で夫は49歳、私は30歳でした。年の差がありすぎると家族や友達から言われましたが、正直私は一目惚れでした。 シブくて男らしくてセンスもよくて、こういうのが私のタイプだったんだとその時初めて気づかせてもらったくらいです。 夫とお付き合いをはじめて、順調に愛を奏でていきました。 そして、彼からのプロポーズ。(←今でも顔が赤くなっちゃいますw) 幸せの絶頂でした。 そしてプロポーズから数日後。私にとって運命のあの日が来たのです。 夫には前の奥さんとの間に一人息子がいることは聞いていました。結婚が決まり、その息子さんに会わせてくれることになったんです。 夫の家で、これから義理の息子になるその子と初めて顔を合わせたとき、私はカミナリに打たれたような衝撃を受けました。23歳のその彼は、夫が若くなったようにソックリだったのです。 血の繋がった親子で男同士なのですから、似ていてもおかしくはないのですが、夫がそのまま若返ったようなその姿に、私は2度目の一目惚れをしてしまったのでした。 落ち着いた優しい雰囲気の夫とは違う、活発で精悍な彼の魅力に私は参ってしまいました。まるで夫が私のために、若さ溢れる昔の姿に戻ってくれたかのように錯覚してしまったくらいです。 もちろん私は夫を愛しています。誰よりも一番愛しています。でも夫を愛すれば愛するほど、夫にソックリな彼のことが気になっていくのでした。 夫は新しい家族として親和を深めるためにも、これからも息子と会う機会をつくるように計らってくれたのですが、私は会うたびに彼の魅力に惹かれていってしまうのでした。 2人きりで会うときなんかはとくに緊張してしまいます。 お料理を作ってあげたり、夫のことや他愛のない話をするだけのことなんですが、何かの拍子に彼が近づいてきたりすると、その太い腕やガッシリとした逞しい体つきに私はいつもドキドキしていました。 何より私を戸惑わせるのは、時折彼の体から放たれるオスの匂いなのでした。変な意味ではありません。まだ23歳なのですから、汗の匂いとかそういうフェロモンみたいなものが活発なのは当たり前です。当たり前のことなのに、彼に思い募らせる私にはそれが男の色気のように感じられて、クラクラしそうでした。 私も大人ですから、これまでに夫とお付き合いする中で何度も体を重ねていました。そのときの欲情を彼にも感じ始めるのに、それほど時間はかかりませんでした。 彼のことを意識するうち、彼も私のメスの匂いに感づいてきたことでしょう。 もしかすると知らないうちに彼に色目を使っていたのかもしれません。 口にしなくても、2人の間にある熱い空気を、私たちは肌で感じるようになったのです。 ついに私と彼は体を交わらせてしまいました。 夫とは違って力強く荒々しいセックス。私は蕩けてしまいました。夫よりも多くの絶頂に導かれたのです。 この日から、私は彼との浮気を前提にして、夫と結婚することになったのです。 結婚式を挙げる10日前のことでした。 繰り返しますが、私が最も愛しているのは夫であることに変わりはありません。私の夫になってくれたことも、あの人の妻になれたことも、それは私の最高の幸福です。 夫に似ていることで息子に心惹かれたのも、それだけ夫を心から愛しているからなのだと思います。 夫が2人いるようでした。 そして2人の夫に私は抱かれました。 抱かれながら、ついつい夫と彼とのセックスを比べてしまいます。そんなことをしては悪いとわかっていても、夫に似ているからこそ、どうしても比べてしまうのです。 彼は思ったよりも上手でした。というより夫よりもずっと巧かったです。大学生の頃からかなり女遊びしていたようで、セックスには自信あると自分で言ってたくらいです。その言葉どおり、彼はセックスにおいて常に私を凌駕し、私を快楽に狂わせました。私のほうが年上なのにすっかり虜にされてしまいました。 私を何度だってイカせてくれるあの力強さに私は敵いません。それこそ数え切れないほど彼にイカされまくりました。 一方で、夫の心から愛して抱いてくれるセックスは、私をとても安心させてくれるのでした。彼のような激しさはないけれど、夫の両腕に抱かれて優しく見つめられるだけで、私は夫の愛と幸せいっぱいに満たされました。 夫の愛に包まれながら、私よりもずっと年下で、義理とはいえ自分の息子にセックスで支配される。そんな危険な関係の背徳感に私は溺れました。 内緒で彼とも関係を持っていることは、夫には悪いと思っています。でも体は正直なもので、疼きが溜まってくると、彼に思い切り苛めてもらいたくなるのです。そういう時が一番彼に素直になってしまいます。彼も私のそんな内心を見抜いて、何回イッても許してくれないって感じで責め続けてくれるのでした。 彼のセックスに体の芯から奥まで悶えさせられて激しく燃え上がった私は、愛する夫の元に戻り、その胸の中で安らかに眠るのでした。 こんなにも幸せな妻は他にはいないと思うほど、私は満たされていました。 いつまでもそんな関係が続けばいいと願いました。でも、やはりそれは高望みなのですね。 彼に、付き合っている恋人がいることを知らされました。それはまだ私とも体を合わせていたときのことです。 私をあんなにも強く激しく抱いてくれて、何度も何回も絶頂に導いてくれてたのに、知らないうちに恋人を作っていたことは少なからずショックでした。 でもそれが普通なんですよね。 彼が浮気したなんて考えるのは私の身勝手なのですね。 そのときの私は妊娠していました。もちろん夫の子です。子供は夫のが欲しかったのです。 彼と最後のお別れのセックスをして欲しかったけど、その頃にはお腹もだいぶ大きくなっていたので、諦めました。心残りです。 彼はその恋人とは真剣にお付き合いしてて、将来は結婚も考えているようでした。 今までのことが何であれ、最後にはやはり彼にとって私は、妻でもなければ恋人でもありませんでした。 私自身も、私の本当の夫はやっぱり彼ではないということを悟りました。彼のことを、夫の別の姿のように見ていたのです。 私が男の子を出産してからしばらくして、彼の結婚式を挙げることになりました。 産後からだいぶ落ち着いた私は、新郎部屋で準備している彼に、一緒にいる夫に見つからないように、意味ありげな視線を送りました。これからも時々私を抱いてくれないかしら、という意味を込めてです。 彼は困ったように目を逸らしてしまいました。ちょっとからかっただけなんですけどね。 結婚式を終えハネムーンに飛び立った彼を見送ったとき、ちょっとだけ心の片隅で、もったいないことしたなぁ、なんて思っちゃったりしました。だって、あんなセックスの強い男ってそういないでしょうから。今まで何度イカされちゃったことかしら。 でもこれで、ようやく私も本当の意味で彼の母になれた気がします。 と言いたいところですが、浮気を前提にして結婚するという、あの刺激的な時間がそう簡単に忘れられるはずもありません。 家族同士の付き合いで彼と会ったときも、すごくドキドキしますし、疼いちゃったりします。 私をどこまでも悦ばせた彼の逞しいセックスを思い出して、いまでも自慰にふけることもあります。 いまごろ彼が奥さんとベットで上手くやってるのかと思うと、時々嫉妬しちゃいます。実際、上手くやってるようなんですね。 彼も私のそんな態度に気づいてはいるようですが、見て見ぬフリをしています。 私のほうは夫と2人目の子供作りに励んでいます。でも夫の年のこともあり、なかなか難しいところです。最初の子供だって頑張ってようやく恵まれたのです。 本音を言うと、夫が無理なようなら、2人目は彼の子供が欲しいと考えたりしたこともあります。 それは、かつて私に2人の夫がいたという証になると思いませんか。2人の夫のそれぞれの子供に「ママ」と呼ばれることが私にとってどんなに幸せなことでしょうか。 あー、こんなこと考えちゃいけないんだって、本当はわかってます。でも、止まれないんですよね。 ダメですね、私って。 いろ〜んな意味で、私も子離れしないといけないなぁと思います。 現在、私は34歳の主婦。 彼も浮気しないかなぁ、なんて悪いことを期待するこの頃です。
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