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ページ番号484

妻の姉ひろみとのこと

ろみひー (機密事項)   2007-10-16

 男女の仲というのは不思議なものだとつくづく思う。

 妻と2歳違いの姉ひろみと、男と女の関係になってもう12年が経つ。最初は何気ないきっかけだった。仕事が猛烈に忙しくて当時ひろみをロクに構ってやれてなかった旦那について、おれがグチを聞いてやったのが最初だった。おれの方も、美人だがあまり面白味のない妻との夫婦の生活に少し飽きが来ていたところだった。なんとなくなし崩しに、ひろみとそういう背徳の関係になった。

 二人の子供の出産後は、妻とは月に一回セックスするかどうかだ。それも極めてノーマルなかたちで。この十年ずっとそうだ。でもひろみとは違う。ひろみとのセックスはいつもどろどろなものになる。ひろみの方でも旦那とは月に一回程度の営みはあるらしいが、これもおれ達夫婦同様、ほんとうに表面的なものらしい。正上位かまたはバックで、ひろみが「イク」と言うまでが合図の、生殖器と生殖器の単なる摩擦運動だ
とひろみが教えてくれた。うちの夫婦も似たようなものだ。

 でもひろみとおれとのセックスは、そんな型どおりなものでは終わらない。ひろみは妹つまりおれの妻ほど美人ではないが、それでも、聡明且つ男好きのする顔立ちと肉付きで、おまけに肌がぬけるように白い。要はちょい美人で色白の、どこにでもいそうないいとこの奥さんなのだ。でもそんな女がいったんセックスに狂い始めると、しかも妹の旦那などという忌避の相手とのセックスにはまってしまうと、月に二回かそこらとはいえ今度は歯止めがききにくくなるものなのだと、ひろみを通じておれは初めて知った。

 おれの家は共稼ぎで、おれの勤務が比較的不規則なものだから、ひろみの子供が学校に行っている時間帯は、おれは車を飛ばして朝からひろみの家に入り浸ることがある。月に一回あるかないかの旦那とのその営みの寝室が、また大きなバスが、台所が、普通の家のよりもかなり広いトイレが、おれとひろみの後ろめたくてただれ切ったセックスの場になる。そんな時、玄関に現れたおれの顔を見たとたん、ひろみの顔つきが目つきが一変するのが判る。ひろみの背徳と発情のスイッチが同時に入る。

 いつの頃からかおれはひろみを縛るようになった。ロープ痕がつくのも構わずに、ひろみの真っ白な乳房をぐるぐる巻きにしてやる。シミや色素の殆どないひろみの重量感のある乳房が、鬱血して真っ赤にパンパンに腫れあがるまで10分とはかからないだろう。普段は小ぢんまりしている乳首が、親指大にまで膨れる。いまにも血を噴き出しそうにすら思える。その鬱血した乳首に、おれは前歯を立てて噛みつく。奥歯でつよく噛み砕く。ひろみは捕われたケモノの声でうなる。いくら一戸建てで隣家とは少し距離があるとはいえ、これでは道を歩く人にだって声が届きかねない。なので、おれは脱ぎ捨てたおれのパンツをひろみの口の中に押し込んでやる。妹の亭主がたった今まで履いていた下着のにおいと味がクチの中いっぱいに広がって、これがまたひろみを狂わせる。

 ひろみの自宅の場合はそのバスで、おれはひろみの身体を奥の奥から洗浄してやる。これもいつの頃からか始まった。シャワー・ノズルのヘッドを外して、ホースを色素沈着の少ないひろみの肛門のできるだけ深いところまで届かせてやるのだ。そうしてぬるま湯をじわじわと注ぎ入れる。じきに肛門から大量の茶色い水が噴き出し始める。固形物も噴き出す。注入と噴出が同時に起こる。最初の頃は苦しさか恥ずかしさのあまりか、泣いて許しを乞うていたひろみだったが、いまはもう自分からこれをねだる。腹の中でつくった汚物も含めて自分の生き物としてのすべてを妹の亭主の目に晒け出すことで、ひろみの中にある種の覚悟が出来るらしい。ひろみにアナルセックスとその良さを教え込んだのも、おれだ。妻とは2度ほどしかやっていない。

 ひろみの身体に投げ針を投げて反応を楽しむこともある。尻や背中への投げ針もいいが、ロープでぐるぐる巻きにして真っ赤に鬱血した乳房に針を投げるのがいい。だがこれはSMホテルでしかできない。ひろみの叫び声が大きすぎるからだ。クチに幾ら詰め物をしても、自宅や普通のラブホではだめだ。恐怖と性的刺激とで、声の限り、体力の限りでひろみが叫んでしまう。何度も何度も、何十回でも絶頂する。こんな私でもセックスでこれほど感じていいのか、それも○○(ひろみの妹つまりおれの妻の名)のハズと、とひろみが泣く。悪い姉だ、と。泣きながら逝く。

 一度、欧州現法の人間が日本へ出張してきて、この2メートルを越す白人の大男を連れてひろみの家に押しかけたこともあった。ひろみの旦那も海外出張中だったのだ。それを知って、その欧州人には仮病を使わせ、せっかくの日本出張の一日をムダにさせてまで、ひろみに会わせたかった。どうしてもひろみに外人オトコを経験させてやりたかった。ひろみはその男を見るなり最初は驚き、そうして、くつろいだ後に男が衣服を脱いだ際には、恐怖の目線を男の股間に貼りつかせた。

 その夜はおれもその白人もひろみの家に泊まった。子供がなにかの合宿で夜も戻ってこないからだった。男ふたりがかりで12時間も責めつづけた。その男の30cmくらいもあろうイチモツは、ひろみの膣には3分の2ほどしか納まりきれなかったが、肛門へは、ひろみの直腸をぱんぱんに押し広げながらその全長が根元まで見事に呑み込まれていった。男ふたりに同時に串刺しにされたひろみは完全な白目となり、がっくんがっくん、大きな痙攣を繰り返した。次にひろみに会った時に言われた。ああいうのはもう勘弁して欲しい。本当に悶絶死するかと思ったし、何より引き返せなくなりそうで怖い。今だってじゅうぶん怖い関係なのに、と。○○(妹の名)はわたしのこと真面目で優等生な姉だと思ってる。その真面目な姉に夫を寝取られ、そのうえ知らないガイジンさんとまで三人同時にセックスしてる姉だなんて。もう複数セックスはこれ切りにして欲しい、そうひろみは訴えたのだった。しかしその後もたまにおれは他人を交える。毎回毎回、ひろみは狂いよがる。そうしてそのあと、泣く。

 おれと義姉ひろみとの関係は、どういうものなのだろうか?単なるセックス・フレンドというのではない気がする。ひろみが若しも「浮気」をしたらおれは怒りに打ち震えるだろうか?嫉妬の業火に焼かれるだろうか?こんな何かボタンを掛け違えたような関係は、あとどれくらい続くのだろう?誰が一番最初に墓に入るのだろうか?おれか?ひろみか?妻か?それともひろみの旦那か?誰が一番最後まで残るのだろう?残った者は、誰について想いをめぐらせながら老いさらばえた日々を過ごすのだろう?それで、その想いは、本当に「真実」のものなのだろうか?おれは、また妻は、ひろみは、一生のうちのいまどこら辺りを走っているのだろう?おれ達の人生の物差しに、「真実」という目盛りはほんとうに刻まれているのだろうか?もしかすると、おれ達の人生の物差しには目盛りなんか刻まれていないのではないか?誰と誰とがその人生を交差させ、支えあっているのかさえハッキリしない人生ども。

 最近よくそういう事を考える。おれと妻とひろみとそしてひろみの旦那について。

 最後に、これはすべてフィクションであり、一片の真実も含んではいないことをお断りしておく。

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2862 ありがとうございます 2007-10-16 ろみひー   
  鍵夫さん。近親相姦好き男さん。

  さっそくの感想ありがとうございます。投稿致した者として励みになります。
  日記として連載する様な芸当はとてもできませんが、これからも1年に1回くらいは書いていけたらなあ、と思います。「ハンドル」は適当につけてしまいましたので、1年後にこのハンドルを覚えていられるかは甚だ疑問ですけれども。

2860 subarasii 2007-10-16 近親相姦好き男   
従兄弟の妻を抱くようになって漸く縛ることができるまでになった。私も乳房に投げ針をしてみたいと思っているがまだ先の先のことだと思う。妻とは違う又ただの人妻とも違う従兄弟の妻。

筆者は多くの作品を日誌にもまた小話や談話室に投稿されておられる島国の住人とみた。今後も楽しませて下さい。

2859 圧倒される力作 2007-10-16 鍵夫   
 作者の凄い筆力を感じさせる力作で、一気に読ませます。
 甘美な背徳と、背徳ゆえに二人が落ち込む倒錯の日々のことを、愛妻日記としてより深く、長く読んでみたいと思わせます。
 最後の、すべてフィクションですという作者の断り書き自体が嘘っぽく感じられるぼとにリアリティーにあふれており、このサイト上で何度か繰り返されてきた実話云々の議論がナンセンスに感じられるくらいです。
 素晴らしい小話、楽しませていただきました。