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ページ番号413番
★ 妻の遭難体験(2) ★ YAMOTO (愛知県) 2007-07-20
親分は唇を離すと体を少し起こしぐったりして眼を閉じている妻を確認してから、我々
の方を見てニヤリとした。そしてもう自分の中で手順が出来上がっているのか次の行動 に移った。この辺の描写は文学的表現を借りれば次のようになるであろう。 男の指がするりと入ってきた。妻は小さな悲鳴をあげる。もちろん嫌悪ではない、あま りにも心地よかったのだろう。ああ、と喘いで生唾を呑み込む。その何度か繰り返され る小さな衝撃が体中を支配する。そのたびにゆるやかな液が落ちていく。妻の襞と、男 の指との間は、粘り気のあるたっぷりとした液がさえぎっている。 それなのに彼女の襞は、この上なく敏感に親分の指の動きをとらえ震え続けているよう だ。震えは、おこりとなり、妻の全身をつつむ。妻は短い悲鳴を何度か上げ、ほんの少 し気を失う。それを合図に親分は体を重ねていく。 指によって起こされた小さな痙攣の波が、ざわざわ揺れる。その中をもっと強大で誇ら し気なものがゆっくり行進してくる。妻は自分が再び、たっぷり液体をつくり出し、流 すのを感じる。その様は誰がみても歓迎している何よりの証である。 「気持ちがいい?」と、男がたずね、「とても・・・」と、妻はと答えた。 そして男の問いに妻は大きく足を広げると腰を激しく揺さぶり、歓喜の深さを体で示す。 自分が作り出す液体が醸し出すリズミカルな音が妻には聞こえているのだろうか。 「いやらしい音だね」と、親分の声が響くが妻には聞こえたのかどうか。 「こりゃまるで竹筒で作った水鉄砲だな・・・水鉄砲は前に飛ぶんだが」 「奥さん、レスポンス抜群。握り返してくるよ。ほら、・・・ほら、分かる?」 「恥ずかしいわー」 「いつもこうなるの?」と、テンポを加速させるとハァー、ハァー喘ぎながら眉間に歓喜の皺をつくり首を振る妻。 「今日は特別なの?」と、テンポを落とし問いかけると素直に頷き、特別という言葉に反応したのだろうか両足を男の腰に巻きつけるとのけ反った。 「奥さん、親分の手の内だな。旦那」と刺青男が耳元で囁くが、脚を男の腰に絡ませ受 け入れている妻の姿態は初めて見るものだった。社交ダンスは男のリードで女が踊る。ダンス教室に通っていた妻にとって、パートナーの手の内に入って踊るのは慣れているというか鉄則なのだろう。セックスでも男が代われば男の五感(語感)に応じてフィギュアーを変えていく妻の柔軟性に女の業の深さみたいなものを感じた。 「俺は贅沢は言わないが、あの白い二の腕にさわりてー」と、テツが言う。 「おめぇー、さんざんさわりまくったんだろうに・・・」 「親分のヘルプ・・・あくまで公務上ですよ、兄貴」 「手首を押さえているとね、女の気持ちの変化が伝わってくるんですよ」 「目の前にある女の二の腕の筋肉がだんだん弛緩してくるのが分かるんだ」 あの部分は女の体では三番目に柔らかい部分なんだ、と力なく投げ出された妻の二の腕 を指しながらテツは言った。 背後でそんな我々の気配を感じたのだろうか、親分はちょっとポーズを取ると妻の両足を肩にに乗せると覆いかぶさるようにその足に負荷をかけた。 「どう、苦しい?・・・」 「・・・」妻が目顔で否定すると、二度三度一杯一杯ゆっくりと出し入れをしてから 「当たる?・・・痛くないね」と妻に確認すると、眼一杯の強烈なブローを繰り出した。パン、パンという音が小気味よく響きます。 「気持ちいい?」と訊ねらると自分の両耳近くに投げ出されていた腕を男の首に廻し女の仕草で答える妻。 妻の体の容量というか性能を試運転で確かめた親分は一物を静かに外すと左腕で妻のフ クラハギを押さえながら、自分の身体を彼女の横に移すとそのまま右手を尻の下に差し入れた。それから左腕に体重を掛けながら右手で尻を持ち上げるように抱え込むと、そこには寸前まで親分を受け入れていた部分が怪しく息づいていた。 「奥さんの顔に似合わず、別の生き物みたいだ。」というと、鼻先をこすりつけた。 「いやぁー、やめてー」と叫んでも声がハナにかかっている分言い訳に過ぎないのだ。 「隣の部屋から旦那を連れてくるか?」と、親分のくぐもった声がします。 「だめよー、それだけはやめてー」と、喘ぎながら哀願する妻。 「おい、テツ」 「だめ、それだけは許して・・・」と、身体を捻って悶える妻。そしてテツがくると 「観音様のご開帳だ。テツ、拝ませてもらいな・・・こんなに別嬪で色白の観音様は 生き仏というもんだ。」と、親分は舌先でその部分に分け入りながら、呂律の回らない 口調でいうと 「お前も、奥さんからほんの少し功徳をもらえや。いいかほんの少しだぞ」 テツは横に座ると妻の乳房に右手を遣りその感触をアタマに叩き込もうとしているようだった。左手はさっきいっていた二の腕の柔肌にまとわりついていた。 妻は私の前で醜態を晒すことを許されてほっとしたのだろう、親分の執拗な攻めに声で反応しながら、いつしか涙目でテツの愛撫にも応えていた。
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