メニュー ログイン

小話番号1150
 ★
物事のはずみ

菜の花 (名古屋の北)   2018-12-13
  感想集

このサイトを主人に教えてもらってから時々見るようになりました。

主人はここの住人の方々と同じ趣味なのかよく分かりませんが、ここでよく聞くようなことをいろいろ言います。
もちろん営みの時のスパイスか何かのつもりで言っているのでしょうが、この頃では「ハイハイ」という感じで聞いています。
そして「もしそんなことがあれば怒るくせに、、」というと「怒らない、、、」「大丈夫、、、」その代わり話してくれと言います。
そして「このサイトを見てみろよ、男の願望みたいなものだから」ということで私も時々見るようになったのです。

でも男のきもちはよくわかりません。
主人のことも「焼餅やきのくせに、ほかの男となんてよく言うわ」くらいにしか思っていません。
ここでいろいろおっしゃっている殿方も、本当は言うだけじゃないかと思っています。
わたしも独身の時は何人かの男は知っていましたが、そんなことも口が裂けても主人に言えるはずもありません。

でも意外とそんなことは身近にあるもので、これはPTA仲間でつくっているバレーボール部でのことです。
人数も多くないので混合でやっていますが、憎からずと思っている人はいるもので試合中もよく目線はあっていました。
隣同士になると、ちょっと触れるだけでどこかがうずくような気がします。
女のこんな気持ちが殿方はお分かりになりますか。

これは昨年の夏のこと、当番であと片付けをしていた時のことです。
当番以外の人は練習が終わると、子供や主人を待たしているのでそそくさと帰ります。
欠席もありますが3人で当番になりネットやポールの始末、ボールの片づけ、床のモップ掛け、ごみ拾いと結構忙しいのをてきぱきやっていきます。
その日は3人でしたが一人が「済まん、、」と言いながら途中で帰ってしまったので、その憎からずと思っていた人と2人で最後まで片付けをしました。
そんな時は何となく楽しいものでおしゃべりしながらもスムースに片付いていきました。
でも弾みというものはいとも簡単に起こるもので、私が背伸びをしながらネットを倉庫の棚に上げていたところポールを持ってきた彼が後ろから手伝って上げてくれました。
その恰好はやばいと思ったので横にそれようとしたのですが、足を何かにひっかけて転びそうになりました。
それを「おっとと、、」と言いながら抱えて助けてくれたのですが、そのまま後ろから私の体を抱きしめ胸を押さえて好きだといわれました。
「えっ、そんな、、」と思ったのですが、そのまま彼はわたしの汗をかいている首筋をペロッと2、3度舐めました。

そして慌てる私の向きを変えると口をふさぐように押し当ててきました。私はどぎまぎしながら男臭い彼の腕の中でもがきましたが、背の高い彼はびくともしません。
私を抱えたままTシャツの下から手を入れてきてあらがうわたしの胸も舐めまわしたのです。
そして「いいですか、、」というとジャージのパンツを後ろから引き下げ手が股間に来るとパンツは足首にするっと下がりました。必死に抵抗しましたが「まあ、、いいか」という気持ちも正直ありました。
ソフトな感じの彼をいやだとは思いませが、恥ずかしいのに汗臭いままそこにあったマットの上で受け入れてしまいました。
あっという間の出来事でした。

よかったという思いもなく、スリルと懺悔のような、子供の学校でと後悔が先に来てものも言わずに逃げて帰りました。
あほな主人があれこれ算段して、その上それをしゃべるなんて考えられません。

帰ると子供が「遅かったねー」と言いながら私を見ましたが、主人はテレビを見ながら「はははは、、」と笑っていました。
そして子供に当番だからねといい風呂に向かいました。
後で聞くと私より5歳も年下でそれからは今も続いています。