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日記番号:1088

淫の刻印 2

アスカ(京都)


  感想集

170 東京赤坂 肉人形

赤阪の裏通りの料亭…屋号などかけられていない。慎ましく塩盛りがあり、見落とすと、わからない。政財界のお忍びの遊び場として、限られた人間達しか知らない。

夜の7時、黒塗りの車が、頻繁に到着し、客人達が、料亭に入って行く。一階の奥の部屋では、花札賭博が、行われ、カモとなる政治家や経済人が、脂ぎった目で、サイコロに注目していた。

賭博場を横目に、ギシギシと階段をあがると、照明を落とし、薄暗い酒宴が、行われている。
「お待たせ致しました。メインの女達を間もなく、連れて参ります。二人は、競売で、売却、最後の女は、短期の賃貸という、流れです。」

赤井会長の主宰するオークションだった。運転手の広田は、家内のコノハが、出品されるのを、息を飲んで、見守っていた。
「今夜は、赤井会長の人脈で、集められた極上の女の紹介となります。では、一番目…」

黒いシースルーのティディーに黒いショーツ…巨乳が、布地を突き上げている。肌にたるみはない。土下座した女の髪が、掴まれ、客に面を向けさせられた。彫りのある顔だが、容色の衰えは、隠せない。激しい仕込みによるものか…妖しい色香を、漂わせていた。

ある銀行役員の妻でした。男と遊びまわり、世間で言う不倫です。バスト90の乳房を揺すりながら、爛れた生活をしておりました。「ほれ…マンコを皆さんにみてもらえ…」ためらいがちに、ショーツを脱ぐと、肉ビラは、黒く、ピンクの肉ヒダと対象的で、使い込んでいるのが、よくわかった。

「散々、使われたので、しかたありませんな…普通の主婦なら、上野あたりの売春婦です。客達の押し殺した笑い声が、聞こえてくる。「500万、どうですか…」
「550だ…」「570で、」なかなか、値がつかない…結局、700万で、町工場の経営者が、落札した。若いOLが、二番目の女だった。1200万で、IT企業の若い社長が、落札した。

最後の女です。と言った時、劉備が、現れた。司会者も、次の言葉を失う位の存在感を示した。まるで、次の女は、オレの物と言わんばかりの態度だった。

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