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日記番号:1053

妻の性

ほぼ実話 (東京都内)


感想の投稿 感想集

●もう仕事行けば?



「もう仕事行けば?
もう、とっくに時間過ぎてるわよ」


みじめでした。
一番屈辱的なことを言わされて、そのまま弁解もフォローも出来ぬまま、インポの男は用無しとばかりに突き放されました。
欲情しきってペニスを咥え込みたがる膣を目前で指で拡げて見せられたのに、中出しどころか、挿入さえも出来ず縮こまるペニス・・


「たーくん、正直言って、なんかメスっぽい雰囲気出ちゃってるから、電車の中で気を付けた方がいいよ
会社のトイレとかね・・
そっち系の人ってすぐ気付くから、この子のオマンコ発情してるって
デカチンのことばっか考えてると、視線があそこ見ちゃうのよ」


やっぱり言わなければ良かった・・あんな言葉・・絶対言っちゃいけなかったんだ・・・

健一君の巨根に僕のオマンコ狙われてるからこわい

言わされただけで、本心ではなかったはずの言葉です。
しかし一度口に出して言ってしまうと、仮想の「実感」が、その言葉は事実なのだと自分自身を説得し始めるのです。
妻の浮気相手に犯される恐怖で、萎縮したインポ・・・
健一君の巨根に妻がやられるのが怖かったのか、自分自身に突きつけられるのが怖くて勃起できなくなったのか、だんだん曖昧になります

見たこともないのに、想像してしまう彼のペニスは、絶望的に太く凶暴な長さです。
私は、西脇に見せつけられた禍々しい勃起が脳裏に焼き付いてしまっているのです。
彼女が健一君の巨根のことを話す度にその映像がリアルにフラッシュバックするのです。

あんなものでやられたくない・・・

しかし私の頭は、生々しく勃起した巨根を繰り返しイメージしてしまうのです。
絶対、アナルなど入れられたくないと何度も思います。
しかしそのたびに同時に、前夜、妻の指の束でアナルを穿たれながら長時間繰り返した「メスイキ」の絶頂を思い出すのです。
「僕のオマンコ、ぶっとい巨根で犯して下さい・・中出しして下さい」
うわごとのように繰り返した自分の叫び声が、脳の中で鳴り響くのです。
挿入される嫌なイメージを振り払おうと、眼を瞑り、頭を振り、きつく拒絶するようにアナルの括約筋を締めます。

ただ・・それも、妻の言うとおり、「オマンコが発情」している状態なのでしょうか・・
そんなはずはありません・・ないはずです・・
でも・・と思うのです。

妻に繰り返された女性化のプレイで、自分は何かを変えられてしまったのかもしれない・・・・自分が分からなくなります
健一君にメスの匂いを嗅ぎ付けられるのを恐れている自分・・・そう思ってしまうと、嫌悪感の中でもその自己認識が増幅してしまうのです。

強いオスに負けて男性性を奪われ、女性化されていく自分・・・
肛門をオマンコと呼ぶように教え込まれた自分・・・
妻の若い浮気相手に中出しを懇願しながらメスイキさせられた自分・・・
妻の浮気相手によるレイプに怯えながら、妻にレイプされたオマンコを発情させている自分・・・
敗北感と自己嫌悪・・・・


早く行けば?・・
そんなモノには興味はないわ・・
一人でオナニーした方がましね・・

彼女の視線はそう言っています。
裸で放り出された気持ちです。
小さく縮こまったペニスを妻の浮気相手に与えられたコンドームで縛られたまま、萎縮した心と体を抱えてどこにも行けないのです。


「行かないの?」


行けないのです。
インポになった経験のある方なら分かるかも知れません。
挿入できずに終わった情交のあとでは離れることが不安なのです。


「・・電話入れて遅刻していくから・・」


「・・・・・」


彼女は言葉もなく、ため息をつきました。


「・・・・・」


「連絡するならさっさとすれば?」


そう言うと私の携帯を枕元から拾い上げました。
背中で手を縛られたままの私には、操作ができません。
彼女が番号を探して、電話を私の耳元に当てて、私が会社に遅刻の連絡を入れました。


「遅刻はいいけど、今日は会社行く訳ね?」


「休んだっていいけど・・・」


「・・ていうか、何がしたいの?」


「・・・・」


彼女は答えを知っているだけに、残酷な質問です。

もちろん勃起したいのです、そして入れたいのです・・・彼女の卑猥な性器に、自分の勃起を挿入したいのです。
・・・彼女が浮気セックスをするとしても、その前に・・・
しかし入れたい、と言えば、じゃあ入れてよ、と迫られるでしょう。
でも、勃起する自信はありません。
だからもう、入れたいとも言い出せないのです。
挿入は出来ないとしても、自らのペニスが勃起する事を自分でも確認したいし、彼女にもインポと決めつけられたままでいる事が耐えられなかったのです。
全てを失ったまま・・・つまり彼女も自分の勃起も・・・会社に行くために彼女のそばを離れられなかったのです。
そんな混乱した私の思考や感情を、彼女は分かっているのです。


「たーくん勃起したいんでしょ?
インポになっちゃったって不安なんでしょ?」


「・・・うん・・・」


「奥さんが浮気セックスしちゃうっていう事より、自分のインポの方が不安なのよね・・?」


「そんなんじゃないけど」


「まあいいわ・・男ってそんなもんよね・・・あ、女の子だっけ・・
メスの快感知っちゃったけど、巨根は怖いバージンマンコなのよね?
たーくんのここ・・・」


「・・そこはしないで・・」


「たーくんがマゾ勃起できるように、もう少しいじめて欲しい?」


「・・・・」


「そんな困った顔しなくても、たーくんの気持ち分かるわよ・・
もうすぐ他の男にやられちゃいそうな奥さんに、いじめて下さい、そうしたら勃起できます、なんて恥ずかしくて言えないのよね?」


「・・勃起したいけど・・」


「いいわ・・もう少しいじめてあげる・・・
西脇君の話なら勃起できるかな?たーくんの定番だもんね?」


「・・・・」


「西脇君のこと言われたら、今までみたいにまたマゾ勃起できそう?」


「・・・そう・・かも・・・」


こんな事を認めてしまうほど、その時は勃起がしたかったのです。
とにかくインポの状態が怖く疎ましかったのです。


「じゃあ、西脇君に感謝しないとね?
・・でも変よね・・・」


「・・え・・なにが?」


「西脇君には美歩はさんざんやられたのよ?
ご存じの通りだけど・・
それなのに西脇君のこと言われると勃起できそうで、健一君じゃインポになっちゃうんでしょ?」


「・・・・」


「もしかして、たーくん、もう美歩は健一君とできてるって思ってる?」

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