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日記番号:747

夢は妻とともに…

傍観者(関東)


  感想集

妻の同意…

「お聞きになりましたか…。優一さんの為だけに私を受け入れてくれた奥様が、今私の願いも受け入れてくれました。」
「………」
「ここから奥様は私の妻です。そして優一さんは、愛し合う私たちの時に入ってくることをやめてください。」
「えっ…な…」
「このことは【美枝子】も同意しているのです。」
 
私は美枝子を見た、美枝子は既に私を見ていた…
美枝子は頬を涙で濡らし、瞳に何かを伝えたげな光を宿しながら、少しずつゆっくりと瞳を伏せました。

吉沢さん、いや吉沢は今はっきりと、私の存在を無にする言葉と、私の妻の名を呼び捨てで口にし…妻もそれを受諾したと言った…
その言葉に私は、体に鈍く纏わりつくかのような痛みを憶え、美枝子と心を通わせてきた年月にすがる思いでもう一度美枝子の瞳を探しました。
(美枝子…みえこ?…みえ…)

そんな想いをまるで無視するかのように、吉沢は両手で美枝子の肩を引き寄せ、上体を更に弓なりに起こしました。
「んっ…っう…」
美枝子は短く息を漏らし、浮き上がった両手で体を支える場所を探し、吉沢の太ももに見つけたのです。

「…ウッ……ウッ………ウッ…ウッ……ウッ……ウッツ…」
吉沢の腰が小さく引け、美枝子の腰が力なく追従しようとした瞬間突き押される、そんな前後運動を数回繰り返し、吉沢は下腹部をもう一度強く美枝子へ突き出し停止しました。

そして、今までよりも大きく息を吸い、腰を引いた瞬間、早く強く突き出しました。

「んっっ…ぅぅっ」

「ンッ…ぅぅっ…んっぐっ…ぅぅっ…グゥうぁ…」

「ンッ…ン…ンぐッ…ぐっ…グゥッ…うっ…ウッ…アッ」

肌に肌を叩きつける音の間隔は次第に短くなり、同時に美枝子の結んだ口から漏れる息のくぐもった音も、はっきりとした音に変わってゆきました。

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