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日記番号:1119

混浴大好き夫婦

Mach(東京都西部)


  感想集

6)初めての公園露出 3

6)
智子は一生懸命に言葉を探していた。
豊一も心の中でつぶやいた。
『ああ・・・また振られちゃったかな・・』
風の音、遠くで聞こえる繁華街の喧騒・・。
二人にとって、やる瀬無い沈黙を破ったのは意外にも智子の方だった。
「してみて・・」
豊一は智子の方を振り向いた。
「え・・何? 何て言った?」
「・・・・」
智子は俯いたまま口を閉ざしてしまった。
「ごめん。 
 いきなりこんな変態な話を聞かされて・・、そりゃ・・」
「違うの!」
智子は彼の言葉を遮った。
「豊一さん、してみて! 
 豊一さんがしたい事、見られて恥ずかしいって豊一さんが思う、変態なこと・・
 私に・・見せて・・。 私の前でやってみせて。 
 私ね・・・豊一さんが私のことを想ってくれるように、私も豊一さんが好き。 
 だから豊一さんのすることや、思うこと、全部受け止めてみたいの。」
驚きと嬉しさと、そして戸惑い、不安・・様々な感情が豊一の心に交錯した。
「いま・・・、ここで・・かい?」
智子は可愛く頷いた。
豊一の眼の中に、淫らな炎が点った。
「わかったよ。僕のすべてを見せるよ。
 智子、僕の恥ずかしいところ見てくれるかい?」
「豊一さん・・・」
智子は自ら進んでキスを求めた。
唇を合わせ、そしてどちらからともなく舌を絡ませ合い、二人の気持ちが一つになった
その時、豊一は立ち上がり辺りをぐるりと見回して言った。
「ちょっと待ってね。」
彼は上着を脱ぎネクタイを外し、それらをベンチに置くと、数歩離れて、智子に
背を向けて立った。
豊一はまずベルトを緩め、スラックスからYシャツを引っ張り出し、ボタンを外した。
ひんやりとした夜風が、酒の酔いで昂った肌に気持ちが良かった。
そして次にスラックスを膝まで下ろし、最後にトランクスに手をかけた。
豊一はもう既に、頭の中も下半身も淫らな血液で充満していた。
トランクスのゴムが豊一の昂りに引っかかり、それはバネのように跳ね上がった。
上半身はYシャツの前をはだけ、下半身はズボンと下着を膝まで下ろした、頭から
膝までの、
露出状態となった。
やせ形で筋肉質な男の半裸体が、夜とは言え、少し離れた所にある街路灯の薄明かりに
照らされ、爽やかな外気に晒されていた。
そしてその下半身には、ニョッキリと生えた枝のように、逞しくそそり立った男性器が
露出していた。
智子に背を向けていた豊一は、背中越しに声をかけた。
「智子、いいかい。 僕、そっちを向くから、ちょっと目をつむっててね。 
 恥ずかしいから、僕も目をつむって智子の方を向くよ。」
そう言って豊一は目をつむり、ゆっくり智子の方を向いた。
ドクンドクン・・・心臓の鼓動が耳の奥に響いていた。
「いいかい・・一、二の三で目を開けようね。」
興奮で明らかに声が上ずっていた。
「じゃ、一、二の三!」
豊一は、自分のこんな破廉恥な姿を間近に見て、さぞかし智子は驚くだろうと思った。
しかし何と、驚かされたのは豊一の方だった。
「と、智子っ・・!」

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