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日記番号:892

愛する妻を堕した男

志保の夫(首都圏)


  感想集

50.志保の寝物語④

《竹下歯科医とのこと》その2

後日、竹下氏が撮った志保の写真集を見た。プリントしたものはアルバムに編集されていたが、CDに記録された写真のカットは膨大な数だった。
アルバムに編集された写真は、最初は志保の制服姿から始まり最後は結婚式で終わっていた。写真には撮影された年月日も入っていたので非常に重宝だった。
アルバムの中には既に見たことがあるキャンプ場の水着写真や社員旅行や新年会の写真も含まれていた。プリントされた写真はその膨大な写真の中のほんの一部分にすぎないが、それでも志保の魅力を十二分に引き出していた。
私の知らない志保もそこにいた。真剣な目をして伝票と睨めっこしている志保、会社の机で居眠りしている志保、トラックの運転席に座っている志保。
そして、女の顔をしたセクシーな志保。
ビキニ水着を着て尻やバストの谷間を強調したグラビアモデルのような志保。
私は初めて見る、診療所のプライベートルームで撮ったと言う写真が続く。白いミニのフレアスカートと白いブラウス姿のいつもの志保が微笑んでいる。その志保が月日の経過とともに1人の少女が大人の女に変わって行く。
胸や背中が大きく開いた黒いドレスを着て挑発するようにこちらを見つめる志保。志保を撮影するために竹下氏はセクシーなドレスを数着揃えたらしい。パンティが見えそうな超ミニのタイトスカート、腰まで切れ込みが入った赤いスリットドレス、乳首の赤い点が透けて見えるシースルーのスリップドレス。
志保の表情も初めは堅く、次第に妖しくセクシーになって行く。
年が変わると、そのドレスが脱がされて行く。
ベッドの上で誰かを誘うようなポーズをとる志保。ランジェリーモデルのように色々な下着や部屋着に着替える志保。
今も時々着る白いアンサンブルのシースルーのネグリジェとライトブルーのベビードール。
黒のビスチェ、パンティ、ガーターベルト、ストキングを着けた志保。網目模様のテディの下から乳房と乳首が透けている。やがて、春が終わる頃にはブラジャーも脱がされてスキャンティだけの志保がいる。まるでスキャンティの写真モデルのように穿き替えて、黒のTバックに最後は紐だけパンティを穿いた志保になっている。
このアルバムを見せながら、「この衣装は全部先生が通販で買ったのよ。初めは恥ずかしいけど、段々慣れてくるの。そして最後は感じて来ちゃうの。まるでセックスと同じなのよ、不思議なものねぇ」と、他人事のように言う。志保が言うと「ふぅ~ん、そんなもんかなぁ」と返事をするしかない。
写真はプライベートルームだけではなく、戸外でも撮っている。
撮影月日は7月中旬だ。志保は万座温泉にドライブに行った時の写真と説明した。
人里離れた雑木林の中で撮影したセミヌード写真が数枚あった。麦わら帽子をかぶり、ブラジャーと赤いミニスカート姿の志保が小さな花を見て微笑んでいる。ブラジャーを取り外して、上半身が裸になって大きく手を伸ばしている志保。白い乳房が太陽光線を浴びて輝いて見える。赤いミニスカートの下から覗いた白いショーツがセクシーだ。両手でバストを隠してしゃがんでこちらを見ているショーツ姿の志保はまるで少女のようにあどけなく可愛い。
そして、アルバムには志保が告白した温泉で撮った写真も含まれていた。
温泉の岩に腰かけた志保が写っている。日陰が見えるので昼間だろう。志保はフェイスタオル1枚で首から下を隠している。タオルの下は下着を着けていない全裸であることもハッキリ判る。
「これは群馬県の小さな温泉旅館の露天風呂で写したの。旅館の人に写真を撮りたいと交渉して、2時間程貸切りにしてもらったの。色々撮った中の1枚よ。2人ともスッポンポンで・・・、可笑しかったわ。だって先生のオチンチンが大きくなったり萎んだりするんですもの」
この写真だけでも志保と竹下氏とも関係が相当親密だったことを窺い知ることができる。
アルバムとして編集された写真にはフルヌードは無かった。
しかし、CDの中にはかなりギリギリのカットもたくさん撮影されていた。
竹下氏がこの写真集とCDを渡す時、「もし、この写真とCDの中身を志保ちゃんの旦那さんになる人が見る時は必ず事前に伝えてほしいことがあるんだ。それは写真データーの番号も見てほしい。番号は全て連続している。削除したコマは一切無い。それが僕と志保ちゃんの潔癖な関係の裏付けになるから」

私は竹下氏のメッセージを真摯に受け止めている。
妻の志保も、竹下氏とは男女の関係が無かったから、これらのキワドイ写真を夫の私に見せたのだろう。
逆に、この写真集やCDが志保と竹下氏の純粋な関係を証明している。
この竹下云う歯科医は不思議な男だ。志保とは非常に近い距離にあるにも係わらず、あまり私の(寝取られ癖)を刺激しないのだ。志保もこの男には心を許してヌード写真まで撮らしているのに、なぜか淫靡な事を感じが無かったそうだ。何となく娘や妹をモデルした写真を撮っている父親や兄の目線にしか見えないのだ。私も結婚式の会場で彼にあったが、私の印象に変化は無かった。
しかし、CDを何度か見ていて気付いたことがある。彼は志保が他の男達と一緒にいる場面を執拗なまでに生々しく撮っている。例えば、社員旅行で志保が男達と混浴露天風呂に入っている集合写真があった。志保と女子社員は湯浴み衣を着ていたが男達は全員素っ裸で女子社員の後ろに立っている。陰茎も手で隠していない者もいる。中にはそれを強調している猛者さえいる。
志保は写真を見るまで男達の状態に気が付かなかったと言っていた。男達が混浴温泉に入っていた時はちゃんとタオルで前を隠していたそうで、写真を見た時は本当に驚いたと言っていた。

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