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日記番号:1088

淫の刻印 2

アスカ(京都)


  感想集

49 大阪千日前 アダルトビデオ 2

岩田は、約1ケ月、必死に口説いた。時には、口喧嘩になったり、泣かれたり、SM雑誌を見つけた事、お互いの性癖を話し合い…次第にサクラが、反論する事を控え始めた。一度だけと言う約束で、納得した。

着衣と裸の写真を郵送し、順調に話が、進んだ。岩田は、西と共に、アダルトショツプに行ってみた。場所は、千日前筋の居酒屋、ピンサロが、入居するビルの二階にあった。店長は、初老の男で、何事も、テキパキ処理していくタイプで、いい印象だった。

「奥様の写真いただきました。女は、ビデオ向きな資質を持つかどうか…目の前で、見ないとね。まずは、写真撮影をして、流れで、一気にビデオ撮影と考えています。」
「本番は…」
「やりますよ。まあ、販売用では、目線を入れたり、あそこは、ボカシをいれますがね。奥さんの反応しだいで、途中で、止めさせる場合もあるし、嫌がっても、最後まで、強姦のように持っていきます。私の判断でね。いいですか?」
「そこは、お任せします。撮影場所は?」
「近くに、オーナーの経営するキャバレーが、有ります。そこは大きいので、日曜の昼間、貸しきりで、撮影します。ぜひ、旦那さんも、見にきて下さい。」

「アダルトショツプなどで、販売ですか?」
「はい。販売ルートは、限定なので、出演したから、トラブルは、ご心配なく…」

ボカシなど、表向きで、実際の撮影目的は、(無修正、モロだしの本物の主婦)をうたった裏ビデオだった。全国の裏組織を通じて販売され、裏組織の収益になった。

千日前のアダルトショツプも、裏組織の系列であり、大阪南のヤクザが、背後にいた。西が、その事実を知っていたのか、どうか…わからない。

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