メニュー ログイン

日記番号:1119

混浴大好き夫婦

Mach(東京都西部)


  感想集

47)生着替えショー 1

47)
「本日はご来店、誠に有難うございます。
 ご来店のお客様にお知らせいたします。
 只今から約10分後、13時30分より、2階ランジェリーコーナー、
 試着室前に於きまして、当店恒例、ご来店お客様によりますランジェリー
 生着替えがございます。
 どうぞお越しください。」
店内の放送が入った。
智子と豊一は、2階のランジェリーコーナーで色々と物色し、キャッシャーで会計時に、
生着替えの申し込みをした。
「生着替えですが、いくつかパターンがありまして、
 まず普通のブラインドを下ろし裏から照明を当て、着替えのシルエットを
 見て貰う、こんな感じです・・」
店員は手際よく、ブラインドを下ろして自分が裏に入り、照明のスイッチを入れて、
その透け具合を、智子と豊一に見せた。
「これは大したことないね・・」
「次はこれです。」
店員はレースの薄いカーテンを引いた。
「ああ、これは結構見えるね・・」
「どうするトモ・・」
智子は少々、期待外れでがっかりだった。
(なんだ・・こんなもんなのかぁ・・・
こんなじゃ、さっき1階でやった露出プレイの方がずっと興奮したなぁ・・)
先ほどまで、智子は1階のオモチャ売り場で、数人の男達の前で、ミニスカートを捲り上げ、
ノーパンの下半身を見せつけてヴァギナをヌルヌルに濡らしていた。
智子が自らの指でオナニーをし始め、男達が周りを取り囲んだところで、豊一が割って入り、
それ以上ハードなプレイに展開しないよう制止したのだった。
智子の不服そうな顔を見て、豊一は店員に尋ねた。
「あの・・例えば、もっとハードにと言ったら・・・
 どんな感じになります?」
「あ、いいですよ~、お客様がハードにやって下さるなら、
 それはウチとしましても嬉しい話ですから。
 土日、祝日のみのイベントですから、この生着替え目当てに
 ご来店くださっている男性客も最近は増えましたので・・。
 時々いらっしゃいますよ、段々興奮されて最後はもうストリップショーに
 なっちゃう露出好きの奥さま・・。」
(自分のことだ・・)智子は店員の話に、真面目な顔をして頷いていた。
「あと料金のことですが・・
 この生着替えをして頂ければ、先ほどお買い上げ頂いたレシートの金額から
 半額をバックいたします。
 さらに『ポラロイドサービス』というのがありまして、
 生着替えを撮影されてもよろしければ、あそこにあるアイマスクですね、
 キャットマスク、ベネチアンマスク、それから黒布のSM目隠しなどで、
 お顔を隠して頂き、撮影希望の男性のお客さまに、こちらのポラロイドカメラで 撮影していただきます。
 その場合ポラ1枚につき、お客様には千円がキャッシュバックになります。
 これはお得ですよ~。
 5枚なら五千円、10枚なら一万円戻りますから・・。
 あ、もちろん、携帯やスマホなどでの無断撮影は厳重に管理しておりますので、
 どうぞ、ご安心ください。」
「あ、それでお願いします!」
豊一が即答した。
「ちょ、ちょっとぉ~」
智子は一応、形だけの拒否はしてみせていた。
話が決まって、開始時間、終了時間の案内があり、どのランジェリーに着替えるかを
相談し終わった時、途中から話に参加していた女性店長が声をかけて来た。
女性店長はスラリと長身で、少々ケバいメイクの濃さを除けば、ショートヘアの
まるでグラビアモデルの様な女性だ。
豊一は、なぜこの女性はこの店の店長をしているのか、どういった経緯でここに居るのかを
訊きたかった。
ボーっとしている二人に、彼女はニコニコ笑いながら提案してきた。
「奥様・・あ、奥さまで宜しかったですか?
 これ如何ですか? これ、サービスワゴンの見切り品なんですが・・
 もし生着替えで着て頂けるなら、これサービスしちゃいます。」
「これは・・なんですか?」
「これ、ゼンタイ・・・全身タイツです。
 普通のランジェリー、セクシーランジェリーは型が古くなっても、
 それなりには売れるんですが、こういうマニアックな、フェチ系はね~」
智子は店長から手渡された袋を見た。
そこには全身ヒョウ柄のタイツ・・足先から首までは繋がっており、ピチピチの雌豹の様な
出で立ちの女性が、パッケージ写真に写っていた。
写真の女性は首までのタイツを身に付け、金髪の長い髪を背中に垂らし、美しい顔を見せていたが、
付属品のマスクが有り、それは全頭では無く、被るとネコミミのような可愛らしい耳が付いており、
鼻まで被るとちょうど自分の鼻の上に、プラスチック製の動物鼻と猫の様な髭が付いていた。
「うわっ、エロっ・・」
智子より豊治が先に反応した。
「ええ~、・・着られるかなぁ・・」
「もちろん、お手伝いしますよ。」
不安そうにしている智子に、店長は優しく応えた。
「じゃ、最初にこのTバックとこの花柄のブラで登場して、最初の着替えが
 この黒の上下、・・そして最後はこのヒョウ柄ゼンタイでいいですね?
 もし着替えが上手くいかなければ、その時はブラインド下ろして、
 お手伝いします。」
俄かにランジェリーコーナーには男性客が集まり始めていた。
「じゃね、トモ・・頑張ってね。
 いやぁ・・興奮するな~
 ボクも向こうで見てるから・・」
不安そうな智子をスタッフルームに残して、豊一は観客の中に入っていった。
心臓の鼓動がドクンドクンと響く・・。
Tバックのお尻を持ち上げ、鏡に映して確認し、前屈みになってオッパイを思いきり寄せて、
花柄のブラジャーを着け直した。
智子はフゥーッと大きく息を吐くと、頭を振って髪をかき上げ、黒いアイマスクを着けた。


前頁 目次 次頁