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日記番号:1136

私の夫婦交換(後編)

知子(横浜です。)


  感想集

045 右手

それから、長い時間が経過したように、思います。
(でも、本当は短かったのかも?・・・・)笑
私の右腰にも手が回ってきました。
(えっ! これも新太郎君なのかな?・・・)
その手は私の腰をしっかりと抱いてきました。
ちらっと、左方向を見ると、新太郎君は、
目の前の花火を花見ています。
「すごいな~~~花火!・・・・」
そう言っていますが・・・でも・・・右手は、私の腰にあるのです。
「綺麗だわ!~~~~」
彩さんが言い、
「立派な花火だね~~~」
なおくんも、言います。
私だけ・・・何も言えずに、新太郎君の右手の動きを待っていました。(笑)
新太郎君の右手は、私の腰から、す~と上がって来て、
私の右の胸に近づきます。
(えっ!・・・・新太郎君・・・・私の胸を触るのかしら?・・・・)
期待しながら・・・私は待っていました・・・。(笑)

「もう・・・終わりかな~~~」
なおくんの声で、自分に戻りました。
すると、私の右胸に向かっていた手も、するっと・・・無くなりました。
(あ~~残念!・・・・もうちょっとだったのに~~・・・・)
私はそう思ってしましました。笑
(期待半分・・・恥ずかしさ半分・・・・・)
そんな感じでした。(笑)
「いいものは、早く終わるね~~~」
なおくんが言います。
「そうですね・・・・もっと見たかったけど・・・仕方ないですね・・・・」
新太郎君が言います。
「ともちゃん・・・どうだった?・・・」
「え!?、わたし・・・良かったわ・・・綺麗だったし・・・・」
「だったし?・・・・」
なおくんが、聞きます。
「いえ、特に・・・・綺麗な花火だったわ~~~・・・」
「ともちゃん、大丈夫?・・・・なんか、変だけど・・・・」
なおくんが、聞きます。
「ううん・・・大丈夫よ・・・わたし・・・・」
私は、ちょっと変だったのかな~~?
(でも、ちょっとジュン・・・ってしているんです・・・)笑
「彩ちゃんは、どうだった・・・?」
新太郎君が聞くと、
ちょっと赤い顔をした彩さんが・・・・
「ええ・・・とても・・・綺麗でした・・・」
と、なんか・・・おとなしくなって、言います。
「彩さん、大丈夫・・・・?」
私が聞きます。
(なんか、彩さん・・・・ちょっと、さっきまでと違うような・・・)
そんな気がしました。
2020-0622

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