メニュー ログイン

日記番号:892

愛する妻を堕した男

志保の夫(首都圏)


  感想集

37.契り④

女は一度経験するとこうも変わるのだろうか?それとも別の要因があるのだろうか?
「志保、いいかい?」
「はい、あなた・・・」
「志保、愛しているよ」
「はい、わたしも・・・」志保が目を閉じる。
志保の両脚を開き曲げる。
昨夜と違い、志保の陰裂がはっきり見えるし、処女膜や膣口の場所も分る。昨夜はただ亀頭を陰裂の中央にただ強引に押し付けた。
私は上体を起こした状態で亀頭の先を陰裂の下部にあてがう。その時だけ志保の身体がピクリと動いた。
そして、陰茎に手を添えてゆっくりと陰裂に沿って移動する。
「あ、あぁ、はぁぁぁ・・・」志保の吐息が大きく聞こえた。亀頭が淫水で濡れる。
その部分で亀頭を止める。
「志保、愛しているよ・・・」
ゆっくりと亀頭を押し出す。
「うっ、うぅぅ・・・」志保の口から呻くような声が漏れたので、動きを止める。
「き、きて・・・、やめないで・・・」
その声に促されるように、再び腰を前に押し出す。
「う、うっ、うぅぅ・・・、い、いた・・・」亀頭が小陰唇の中に半分くらい隠れた程度だ。
「やめないで、う、うぅぅ・・・」
更に押し付けて行くと壁に当たったように進まない。志保も苦しそうだ。ハアハアと肩で息をしている。
「痛いんだろう?もうやめようか?」
「ううん、やめないで・・・、ここまま・・・、わたし・・・、がまんするから・・・」
しかし、志保の身体は無意識に少しずつ上に逃げている。頭がベッドボードに当たっている。
いつの間にか志保は足を下ろして突っ張っている。私は志保の両脚を持ち上げ曲げ、膣口の角度を変える。そして、膝を両腕に挟むようにして胸を倒して腰に体重をかける。それまで足を突っ張って痛みから逃れていた志保の身体が固定された。
「志保!志保!ご、め、ん!」
私は一気に陰茎に体重をかける。
「うううう・・・あ、あ、い、い、た、た・・・」志保が必死に痛みを堪えている。ベッドボードで逃れることが出来なくなった頭がブリッジ状態になっている。
結合状態を確認すると、陰茎の半分くらいが陰裂の中に挿入されていた。
「志保!志保!終わったよ。僕は今キミの身体に入ったよ!」
志保が目を開き、私を見つめる。
「本当だよ。確かめてみるかい?」
私は志保の手を結合部位に持っていく。
「ほんとう・・・、私たち結ばれたのね?」
志保の目から涙がこぼれた。そして緊張が解けたのか、陰茎の侵入を拒んでいた壁が無くなった。
急に抵抗が弱くなり、カリ首辺りを絞めていた膣口の力が抜けて茎部分が吸い込まれた。陰茎全体が膣内に収まり二人の股間の隙間も無くなった。私はそのまましばらく動きを止める。
「まだ痛い?」
「ううん、もう大丈夫、ちょっと痛いけど・・・大丈夫・・・」
志保の目から涙がこぼれていた。
痛みと愛する人と結ばれた幸福感が入り混じった気持ちだった。しかし、昨夜のような後悔の気持ちは無かったと、言っていた。
「ありがとう・・僕も嬉しいよ・・・」
「あっ・・・、ううん、何でも無いわ」
私が動くと痛いらしい。しかし、私も射精直前まで行っている。愛する女に自分の精液を注入したい欲望が陰茎の膨らみに比例して大きくなっている。
「志保、キミの身体の中で終わりたいけど・・・」
「うん・・・いいわ」
「痛いかもしれないけど・・・、あと少しだけ我慢して!」
私はストロークを大きくとる。志保の顔が歪む。
「う・・う・・う・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「ごめん、志保、ごめん、志保、逝くよ・・・」
「あ・あ・あ・、は・・い・・・、しょうご・・・さん・・・、う・う・う・・・」
私は志保の体内に大量の精液を注入した。いや、注入と云うより噴射したと言ったほうが適切かもしれない。膣内への初めて射精の印象は、精神的に感激はしたが、快感は期待程では無かったように記憶している。正直に言うと、自分では落ち着いていたつもりだったが、実際は興奮していて膣感覚を味わう余裕が無かったのかもしれない。
志保と初めて二人でデートしてから5日目の小樽の夏の午後、私が22才、志保は18才の時だった。
志保の膣感触が判るようになったのは東京に帰って、ラブホテルでセックスした時だった。
この日の出来事を私たちは詳細に記憶している。何故なら、毎年、二人は同じシチュエーションでその時話した言葉の一字一句を思い出し、お互いがどんな行為をしてどんな反応をしたのかも再確認して夫婦愛を確認している。少し違うのは志保の身体が丸くなり、女陰の色が少し濃くなったことだ。
私たちはその日を記念日として結婚記念日と同じくらい大切にしている。

前頁 目次 次頁