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日記番号:1136

私の夫婦交換(後編)

知子(横浜です。)


  感想集

037 おばさん

私達は、新太郎君と奥さんと会うことにして、日時を決めました。
それは、ある夏の土曜日に、温泉に行こうということになりました。
私達は横浜から。
新太郎君たちは大阪から新幹線でやって来ることになりました。
そして、出会うのは、熱海の駅で・・・。
熱海の温泉に泊まることにしました。
(本当に・・・いいのかな~~~温泉旅館に泊まるの~~~~?)
私は まだ半信半疑でした。(笑)

土曜日の朝、いつもよりも早く起きて、準備をしました。
化粧もバッチリ! 服も新調しました。(笑)
昨夜は、新太郎君と4年ぶりに会えると思うと、興奮してなかなか
寝付けませんでした。
まるで、遠足に行く前の日の小学生の気持ちと同じでした。(笑)

横浜駅からJRの「踊り子号」に乗りました。
土曜日ということもあって、駅も電車も家族連れや若いカップルなどの乗客で
混んでいました。
約1時間で熱海に到着です。
ここで、先に昼食を済ませました。
新太郎君たちは大阪から来るのですが、時間的にお昼前には到着できないということで、
昼食はそれぞれで済ますことになっていました。
私となおくんは、駅近くのレストランで済ませました。
「もうすぐだね・・・・新太郎君たちが来るのは・・・・」
なおくんが言います。
「ええ、そうね・・・嬉しい気持ちと・・・心配な気持ちと・・・半々よ・・・・」
私が言うと・・・
「どうして?・・・心配なの?・・・・」
なおくんが聞きます。
「だって・・・あれからもう4年も経っているし・・・私はおばさんになっているから・・・・
新太郎君・・・がっかりするんじゃないのかな~~~って・・・・」
「あははは。大丈夫だよ~~~ともちゃん・・・・
♪私がおばさんになっても~~♪・・・ 嫌いにはなってないよ・・・・」
なおくんは、昔はやった曲に合わせて、言うのですが・・・・
「でも・・・・やっぱり・・・久しぶりに会うのが・・・心配なのよ、オンナは・・・」
私が答えます。
「そんなもんかな~~~~~」
なおくんは、気楽に言うのですが・・・・。
「でも、奥さんって、若いんだろうな~・・・・当然だけど・・・・」
なおくんのその言葉で、益々私が心配になります。(笑)
「それも・・・あるのよ・・・・奥さんって、ぜったいに若いよね~・・・・
 それに引き換え・・・わたしは・・・もう、おばさんなんだから・・・・。
あ~~あ、ますます、心配になってきたわ~~~~」
「言わなきゃよかった・・・・」
なおくんが言いました。(笑)
2020-0616

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