その2
浴槽に手をつかせて
そのまま挿入すると
彼女は声を上げた
そのとき
隣の女子大生達のはしゃぎごえが止まった
女だから
あのときの声には敏感なのだろう
彼女は
絶叫しながら
逝った
僕は
彼女のおしりの上に射精し
彼女を檜の床に横たえた
隣の生け垣から
女子大生達の頭がちらりと見えた
まあしかたない
彼女がきがついたので
木桶の露天風呂に
一緒にひたる
秋の風が心地よい
「なんかとっても気持ちよくて、他の人とするセックスとちがうわ」
ぼくも彼女も
日常的にほかの人とセックスをする
他の人としているから
よけい
相性がいいことに気づかされる
不思議なことに嫉妬心はない