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日記番号:1074

単身赴任と夫婦交際!そして今日

潮風 (四国)


  感想集

新たな出会い(1)

  金曜日の夕刻、仕事は定時で終わった週末だから全員に退社を促せて事務所を閉めた。「お疲れ様」を口々に、それぞれ帰路に就く。 私も車に乗り込んでスタートさせた。車はマンション方向でなく国道に乗って自宅方向に向かっていた。
純さんの紹介の申し出が明日土曜日の夜のカラオケパーティに決まっていた。量子が純さんの紹介の申し出を思って居たより簡単に受け入れたのも意外だった。4組8人の、カラオケパーティと言うのも受け入れ易かったのかもしれない。それに、前回あった時の純さんの人柄を量子は事の他気に入っていたのも、一つの要因かもしれない。ご主人の強引な経緯が無ければそのまま進んでいたであろう。今更振り返っても仕方ないことだが・・・。 とにかく明日の夜の出会いを成功させようと思いながら家路を急いだ。

土曜日の夕刻、「普通の食事会の服装で良いよ」そう言って量子に準備を促せた、
車で隣町の指定されたカラオケ店の駐車場に少し早めに付いた、お相手が来ているのか、純さん御夫妻が来ないと解らない、しばらく車中で待っていると携帯が鳴った。「純です、もう着きました?すみません、こちら、すごく停滞して居まして約束の時間に遅れそうです、もし良ければ平田さんが緑のミニバンで到着していると思います、平田さんにも遅れる旨連絡しているので、先にお会いして、お店に行っていてくれませんか」申し訳なさそうにそう言って電話を切った、其れで車の外を見て、緑のミニバンを探していると、一人の背の高い男性が近寄ってきた「栗原さんです
か?もし宜しければ先にお店に入りませんか?」量子の顔を見ると頷いた
ので、車を降りた。改めて「栗原です、こちらが妻の量子です」「あっ!どうも平田です、妻はお店に行ってから紹介します、どうぞ!行きましょう」そう言うと先に立って店舗の玄関に向かって歩き始めた。 お店に入るとロビーに丸顔の小柄なとにかく明るい雰囲気の女性が笑顔で手招きしていた。「沙耶です初めまして、こちらは矢崎さん」傍にいた如何にもサラリーマン風の男性を紹介した」「矢崎さんの奥様は少し遅れて来ます、受け付けは済ませて措いたから行きましょう」そう言って大きな部屋に入った。「8人と言う事なので、一番大きな部屋を予約しました」平田さんはそう言って豪快に笑うと
今日は楽しくやりましょう、料理もお酒も届きます、栗原さん御夫妻の歓迎会と言う事で盛り上がりましょう」 そう言うと沙耶さんが量子に向かって「お会いした目的は非日常のお付き合いですけど、こればかりはどの様な成り行きになるかわからないけど、もし最後までのお付き合いにならなくても、普通のお友達でいてくださいね」 そんな事を言いながら量子の隣に座った。
早速曲を入れて皆が入れ替わり立ち代わり歌い始めたが、私ははっきり言ってカラオケは苦手、会社の宴会でも社員みんな知っていて、気を使って私の処にマイクは回ってこない、 だが・・今日はどうしようと、其ればかり気になっていた。
しばらくすると純さん御夫妻と白いコートを纏った背の高いモデルさんの様な女性が入ってきた。純さんが「遅くなりましたすみません」「純ちゃん遅いよ!もう始めてるよ」平田さんがそう言うと、「もう!主人は純ちゃんお気に入りなんだから!」そう言いうと純さんが平田さんの横に座る。祥子さんが私の傍に座る。確かに近くで見ると宝塚の男優さんの如く彫の深い美女だった、「祥子さん早かったわね、テニスの集まりどうしたの?」「新しいご夫妻が参加されると聞いたので、早々にぬけだしてきたわ」 そう言って私に向かって笑顔で手を振った。ご主人が「お前もうかなり飲んでるな、栗原さんすみません、妻は無類の酒好きで、酔っぱらうと自分を忘れます。失礼な事言ってもお気になさらずに、その交わり酔っぱらったら、裸にひん剥いてもかまいませんから」そう言って笑った。無口な割に喋ると過激な事を言う。そんなご主人だった。平田さんが口をはさんだ。「栗原さん飲ませてください、そのうちテーブルの上でフラメンコ踊りますから、結構本格的ですよ!」ほほう!と思ったが平田さんの意味不明のにやけた顔に疑問を持った、それが何かが後に解ることになる。
量子は沙耶さんとテーブルの隅の方でビールを傾けながらさっきから話し込んでいる、何が話題か解らないが、笑い声も交え話は弾んでいる様だ。量子がどう言う反応を示すかそれが一番心配だったが、一安心。ほっとしながらも、量子が飲んで居るので帰りの運転を考えて酒類は飲まずコーラでオードブルを摘まんでいると、軽快なフラメンコの曲になった、拍手に合わせ祥子さんがテーブルの上に上がる、長いフレアースカートを振りかざして、見事なステップで踊り始めた。なるほど、これは素人の踊りではないな、そう思った瞬間、祥子さんは私の前に来てそのスカートの裾を私の頭から被せた、そして座り込むテーブルの上だから祥子さんの太腿が私の両ほほを挟む「栗原さん初めましてよろしくね~~~っ」被せられたスカートの外でそんな声がする。スカートの生地を通した薄明かりで見たものはパンティではなかった。
挟まれた太ももの付け根は黒々とした陰毛そのものだった。パッとスカートをめくられて、照明の中にみんなの顔があった。平田さんが笑いながら「栗原さん!祥子さんのフラメンコどうですか?」そう言いながら大笑いしている。量子の方を見ると沙耶さんと二人で手を叩きながら此方を指さして笑っている。何か出し物にされた様だが、量子の満身の笑顔に安堵の気持ち、それに超美人のノーパンの股間を拝んだのも、ラッキーと照れ笑いする自分だった。祥子さんが傍に来て座り、「改めてよろしくね、奥様どうかしら、少しやりすぎたかしら?どこまでお付き合いできるか奥様次第よね?」夫婦交際迄行けなくても、沙耶ちゃんと3人でお茶友達になれるようご主人からお願いしておいてね」そう言うと席を離れた。変わって沙耶さんが隣に座った。「奥さんと話が合ってね、盛り上がったわ!」「それは良かった・・・で、何の話題だったの?」「それは内緒!」そう言って私の横腹を突っつくと「それより主人が量子ちゃん更っていたよ!」そう言って隣のフロアを指さした、流れる音楽に合わせて平田さんとチークを踊っている。他の男性の首に手を回して楽しそうに踊っている。初めて見る光景。沙耶さんが「主人の手を見て!」そう言って私の腕を突っつく。言われてみれば薄暗いフロアで踊る二人、量子の手はご主人の首の後ろにあるが
量子の腰にあるはずのご主人の手がない!よく目を凝らすと、セーターの裾から入った手の肘が見える。「主人がね、量子ちゃんのセーターの胸にくぎ付けだったの」「ブラの上からか・・・生で・・か解らないけど触っているよ」言われて見直すと量子と目が合った、照れ笑いしながら首に回した手を放しVサインをして見せた。「仕返しする?」そう言うと沙耶さんは私の手を取ってそっと自分の胸に導いた、服の上からは解らなかったが、こじんまりした、御椀のの様に盛り上がった乳房をもろに感じた。「ブラウスのボタン外してもいいよ!」耳元で呟いたがそれ以上は進めなかったがしばらく柔らかく盛り上がった膨らみを堪能していた。

宴も終盤になって、幹事役の平田さんが、時間が来たことを告げお開きにする事になった。 「栗原さん、今日はとっても楽しかったです、もし宜しければまたお会いしたいですね。奥様ともよく話し合って良いお返事期待しています」そう言って部屋を出た。 駐車場に出ると平田さんが「私たちは矢崎さん御夫妻と、貸し切り温泉予約していますので行きますが、もし宜しければ御一緒しませんか?」 量子の顔を見ると、ちょっと躊躇している様子だったが、沙耶さんが「量子ちゃん行こう。取って食べないから」そう言ってジョークを交えて誘った、すると純さんが「量子さん御一緒したら!私たちは帰り道が遠いのでこれで帰りますね」そう言うと後ろ髪引かれそうなご主人の腕を引っ張るようにして車に乗り込んだ、「栗原さん楽しんでね!」そう言い残すと窓から手を振って帰って行った。  振り返ると沙耶さんに促される様に私の車に乗る。「あなた!私栗原さんの車で行くから」結局矢崎さん御夫妻と平田さん。沙耶さんと私たち3人、二台の車に分乗して温泉に向かう事になった。

 

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