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日記番号:1119

混浴大好き夫婦

Mach(東京都西部)


  感想集

31)貸し出しプレイ 2

31)
袋の中に、まるで『物』の様に入れられた女体。
全裸に縄が掛けられ、脚を折りたたみ、小さく梱包され、荷物の様に届けられた智子・・。
きっと豊一がドアの前まで運び、配達された荷物のように置き去りにしていったのだろう。
お別れの餞別がわりに、豊一が妻の智子を一晩、好きにさせてくれるという話・・
豊一の思い切った提案に喜んだテラキョウだったが、大いに戸惑いもあった。
自分は二人と出会い、およそ一年の間、変態プレイを二人と共に楽しんできた。
最初は二人の御供をして、プレイのアシスタントの様なお付き合いだったが、
何度かプレイを重ねるうちに、彼は可愛らしく優しい智子のことが好きになって
しまっていた。
もちろん許される愛、実る恋では無い。
それは彼もよく分かっているが、二人のプレイの奥深さを知り、智子の美しく
淫らな姿を目の当たりにし、男に対して従順な智子の性癖を知るうちに、
彼の心の中でどうする事も出来ない思いが膨らみ続けていった。
そんな中、あれよあれよと言う間に決まった就職先・・。
憧れだった大都会での就職の夢は破れ、郷里下関に移り住むことが決まった彼は、
智子への横恋慕は、これを機に終わることが出来、これ以上この関係を続けられなくなる事が、
思いを断ち切る、自分にとって良い切っ掛けだと考えていた。
二人のプレイに参加する中で、これまで彼は常に二人が望むように行動し、自分勝手な
行動をする事はしなかった。
思いが募るなか、最後の一線を越えたら、豊一の妻である智子とセックスをしたら、
豊一に対して失礼、智子もそれを望んでいない、さらにそれをしたら何より自分が保てなくなる、
と頑なに自制し続けてきた。
豊一と智子のプレイは野外露出プレイ、そして撮影が主だったので、三人でベッドイン、
3Pでセックスすることは一度も無かった。
昼でも夜でも、車でどこかに出掛け、露出プレイ撮影が盛り上がり、智子のあられもない淫らな姿に、
彼は下半身を熱くし、最後はそれを智子の口で鎮めてもらうのが、いつものプレイパターンだった。
しかしそれが先週のこと、自分が二人にお別れを告げようと思っていた、まさにその日に
豊一から初めて、智子の蜜壺へのペニス挿入を許された。
テラキョウは頭の芯が蕩ける様な陶酔のなか、これをしたら自分は狂ってしまうかもしれないと
一瞬の迷いがあったが、目の前に無邪気に自分を誘う、可愛い淫らな天使の様な
智子の姿には勝てなかった。
ならば最後の思い出にと・・そう思って噛みしめる様に、脳裏に焼き付ける様に、
大好きな智子の膣の感触を味わい、オスとメスに成り切ってお互いの性器を
貪るように繋げ合い、蕩ける様な時を過ごした。
しかしプレイが終わり、別れを告げた後、結局豊一から、いや二人からの素晴らしい
最後のプレゼントの提案があった。
たった一年弱の付き合いだったが、人と人が出会うこと、そして同じ性癖の人間同士が出会うこと、
きっかけはとんでもなく非常識な出会いだが、お互いの気持ちを尊重し合い、
身体の関係、淫らな変態プレイの中で、友情や愛情、お互いを思いやる気持ちが育ち、
付き合いが深まっていく事の素晴らしさを、彼は感じていたのだった。
そんな付き合いの中で、智子への気持ちは高まっていったが、夫婦としての二人の姿が、
自分が知る『夫婦』という男と女の姿を完全に打ち崩すものであり、二人の愛し合う姿、
性を楽しむパートナーとしての二人の姿に彼は感激し、絶対に自分も智子の様な
ベストパートナーを見つけるんだ、そして幸せな結婚生活、充実した人生を送るんだと、
彼は固く心に決めたのだった。


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