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日記番号:892

愛する妻を堕した男

志保の夫(首都圏)


  感想集

28.志保の泉

私はそのチャンスを見逃さず、片足を間にねじ込ませる。もし、手を入れたら二枚貝の条件反射のように閉じてしまっただろう。一度閉じた処女の太腿を開かせるには多大な努力が必要なことは経験で知っている。
足を楔に使うことは意外に抵抗が少ない。その程度のことは野島でなくても知っている事だ。
股間に楔を打たれた志保の身体から力が抜けた。
私は志保と斜めの角度に抱いていた身体を志保に覆い被さるくらいに寄せる。それは次の行為を考えてのことだ。今は片足しか入れていないが、次の行為は両方の足を志保の間に入れなければならない。首の下から回した腕で肩を固定する。それも次の行為で志保が逃げないようにするためだ。
私は唇を吸いながら自由に動く手を股間に滑り込ませる。
「うっ、う・・・」
唇を塞がれた志保の口から呻き声が漏れ、反射的に腰を引き逃れようと身体を揺らす。
「大丈夫だよ・・・、愛しているから・・・」
それに応えるように目を開く。
「志保、僕を愛していると言ってくれないか・・・」
志保が肯く。
「あ・い・し・て・い・る・わ・・・」
「もう一度繰り返して・・・、何度も繰り返して、僕も言うから・・・。愛している・・・・」
志保も念仏のように繰り返すが、口は動くけど、声は聞こえない・・・。
その間、私の手は確実に志保の女の中心部を捉え手の平全体で覆う。
3本の指がその状態を認識する。女泉から溢れた淫水が流れ出している。
中指の付根付近を押し出すように圧を加えると陰裂の上端の突起が確認できた。
慎重にしかもゆっくりと上下に動かす。
「ああっ、あぁぁぁ、い・た・い・・・」
小さな悲鳴のような喘ぎ声が、痛いと言う。
志保にとって初めての陰核感覚は「いたい」だった。
私は3本の指で志保の陰部の全体像をイメージする。乳房と同じように「硬い」と思った。
志保の震えが止まらない。ハアハアと呼吸が激しさを増している。
身体が熱く火照り、汗ばんできた。
中指の先端を使って、陰裂の下端辺りの窪地を探し慎重に沈める。
「あ、あっ、い、いやっ!い、いた・い・・・」と、うめく。
すぐに指を後退させる。次の場所は確認できた。
その場所から湧き出る淫水は尽きることが無い泉のように指や手を濡らしシーツに流れ出していく。
志保の身体は既に十分過ぎる程準備が出来ている。後は気持ちが附いて来ているかどうかだ。
私はもう片足を志保の両脚の間に挿しいれる。
思いの外、それはスムーズな反応だった。私を両脚で挟みつけてはいるがガチガチに堅く押さえている訳でもない。志保は足よりも勃起した陰茎の方が気になって意識がそちらに集中していたようだ。
私との接触密度が濃くなるに従って身体が動く度に亀頭が脇腹から臍、そして若草の丘辺りを徘徊する。意識しているせいか触れた処が熱く感じたと言っていた。
私が真上に体を重ねた時も目は閉じられていたが、下半身はモジモジしていた。
体を重ねたと言っても体重をかけないように上半身は少し浮かしている。却ってそれが亀頭の動きを大きくしたようだ。
「重たい?」
志保は黙って顔を横に振る。
何度かキスを繰り返した後、私は最後の準備に取り掛かる。

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