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日記番号:692

夫婦の秘密

ひろし(都内)


  感想集

貸出前夜

「奥様には暫くしてからスパンキングを試してみようと思います。
これで奥様が興奮する様でしたら、下手な玩具を使用するよりプレイ感が出るだけでなく奴隷となった妙な間隔を味わう事になりますよ。
更に電気責めも試してみようと思います。」

「それは、かなりハードなんじゃありませんか?」と私。
「低周波から少しづつ始めていきますから、心配はいりませんよ。
主に乳首などに取り付け、痛いような、むず痒いような刺激で奥様がのたうつのを楽しむつもりです。」
それから、彼はもう一冊のスクラップブックを取り出して私に見せてくれました。
それには、ボンデージやエナメル系のコスチュームを着せられた? あるいは自分から望んで着た? のか、とにかく、彼に調教された女性達の写真が大事にスクラップされていました。

「ご主人はどのタイプのコスチュームを奥様に着せたいと考えてますか?
私はご主人へのプレゼントのつもりで、最も気に入ったポンデージかコスチュームを奥さんに着せて、更に最も恥ずかしい格好をさせて写真撮影やビデオ撮影をさせていただきますよ、そしてご主人にお見せします。」
彼は、私の心の深い闇を見透かした様に薄笑いを浮かべながら聞いてきました。
私は以前から妄想していた、黒色の亀甲バンドのプレイスーツを躊躇無く選びました。

そのプレイスーツは殆ど隠すところもないストリング(紐の形)をしており亀甲縛り風に肌が露出されていて、妻の大事な部分にはそのストリングが食い込む、とても過激なデザインです。そして後姿もまたボディを包む布は一切なく、あるのは黒いエナメル素材のヒモだけなんです。

ああ、恥ずかしいですが私のあそこははち切れんばかりに大きくなっています。」

「ご主人もそうなんですね、実は、このプレイスーツは結構人気があるんですよ」

「それでは、具体的な提案に入りたいんですが、明日から奥様をお借りしようと思います。奥様には普段と全く変わらない普段着で自宅に私がお迎えに伺うのを待っていてくれる様に伝えておいてください」

「あっ、えっ、そんな早くですか?」
「こうした事は、思いついたら早い方が良いのです。奥様にあまり考える時間を与えないほうが良いんですよ。
ところで今後は奥様は私の性奴隷となっていただきますので名前は呼び捨てで構わないですか?」
「はい、勿論です」

「それでは、明日午後に、ご主人の居ない内に奥様をお預かりしますが、最初は一週間程、私の自宅に泊まってもらって、徹底的に調教した後帰宅してもらいます。
どうですか?
奥様がどんな風に変わるか本当に楽しみですか? 決して後悔しないで下さいよ」

私は一抹の不安があるものの、『寝取られ』というこの世界に一歩も二歩も踏み出してしまい、後戻りはできないと、どこかで観念していました。

思えば、今から4年前には全く普通の夫婦だったのに、二人になってからこの刺激的な世界に一気にのめり込んでしまった。これから先、私達夫婦にどんな未来が待っているのか?

しかし止まることは出来ない。

とにかく行き着くところまでゴールを目指して夫婦二人で突き進むしか無い。

その日遅くに彼と別れて帰宅した私は、二人で夕食を一緒に食べようと健気に私の帰りを待っていてくれた愛妻の出迎えを受けて良心を大きく揺さぶられた。

「こんな事本当にしても大丈夫なんだろうか?
今こんなに優しい妻があの年老いた男の性奴隷になるのか!
俺はなんという最低の男なんだ!」

しかし心の葛藤のその先に性奴隷となった艶やかな妻の姿が浮かび、その妄想は私の懸念や後悔の全てを打ち消してしまうのに十分でした。

その夜妻と床に入った時に夫婦で話し合いました。

「今日、実は孝則さんと会ったんだよ」
「そうなの? 突然だったの? 今日会うなんて出かける時は言ってなかったから」
「それで、孝則さんが、明日お前を午後自宅に向かえに来るそうだよ」
「ん! えっ! どういうこと? お遊びかと思った」
「いや、そんな事ないよ! 」
「えーーーーーーーーーっ そんなに早く?」
「俺も、早いなと思ったんだけど、孝則さんお前の事、凄く気に入ってくれたみたいで断る訳にもいかなかったし・・・」
「うーん、心の準備できないし、それにあの契約書凄く怖いし・・・」

「あれは遊びみたいなもんだし、お前も一応良いって言ってくれたし、俺は凄く嬉しかったんだよ! 俺の我侭で変態なお願いを理解してくれてるお前みたいな素晴らしい女性は居ないと思ってる、俺は本当に幸せだよ」
「うーん、とにかく考えさせて、明日孝則さん来た時に私から話しをしても良い? お断りするかも知れないし・・・」
「勿論だよ、お前の気持ちが一番大事だって分かってるから」
こんな会話をしながら、その日は二人とも眠れない夜を過ごしました。 

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