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日記番号:1088

淫の刻印 2

アスカ(京都)


  感想集

28 信濃町 大学病院

男が、ナースステーションで、榊原の病室を聞いている時、まるで、水商売の女が、通りすがったので、男は、目を見張った。
病院に見舞いにくる格好では、なかった。
ウルトラミニで、あまりに…その丈は短く、太股の付け根が、露になっていた。胸元は、深くえぐれ、血管が、透けて…白い谷間を誇示していた。プチプチのワンピを突き上げるように、乳首が、透けて見えた。

「榊原さんの奥さん?」
男が、ナースに尋ねると、ナースは、しかめた顔つきで、「たぶんね。でも、いつも他の男の人と来て…腕を組んで、帰るわ。」ナースは、あからさまに、軽蔑の視線を投げ掛けた。

病院は、元気でも、どこか、悪い所が、あるように思えてくる。ミーティングルームで、仕方なく待っていると、5分もしないうちに、女が、帰ってゆくので、男は、玄関先まで、つけていった。

後ろから見ていると、尻肉が、ブルン~ブルン~と揺れていた。(赤のTバック、透け透けだぞ…)
玄関先には、堂々とベンツが、止まっていた。運転席では、男が、タバコをふかしている。(ほお~西さんのおでましか…)
女が、助手席に腰をおろした時、ワンピが、捲れ、太股が、丸見えになった。

(西さん…次の女は、そいつか…)
車は、タイヤを軋ませながら、走り去った。(あんたの性格、丸出しの運転やな…)

男は、病室の榊原を訪ねた。
「大阪地検特捜部の老松と言います。川勝さん、ご存じかな?」

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