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日記番号:1074

単身赴任と夫婦交際!そして今日

潮風 (四国)


  感想集

ホームトーク(2)

 晩酌のビールも飲みかけで、一心不乱に回送のお手紙を読みふけっていた、二通に搾った内の一通は隣県の御夫婦だった。同年代で同じ会社員、仲良く肩を並べて写っている写真はとっても好感が持てたし、もう一枚の写真は奥様の下着写真だった。白いブラと白いショーツ、決してエロさを感じるものでは無かったが、ブラの半カップから毀れそうな白い大きな乳房はとってもそそられる物があった。もう一通は同県で本名の横に括弧書きでホームトークのニックネームが添えてあった。確か記載されていた聞き覚えのあるネームだったので、早速本を取り出して開いてみる、そう!毎月欠かさず載っている方だった。田舎だけに出会いが少ないとも書いてあった。添えてある写真は縦縞の粋な浴衣の片袖をずらし、真っ白な右の乳房が少し見えていた。なんとも色気漂う写真だった、私も独身時代から、写真を趣味として来たが、此れは、と思うほどのベストショットだった。
子供たちが寝る十時を過ぎて自宅に電話をした。量子が何時もの調子で電話に出た。「もしもし、私だ!子供たちは寝たか?」「寝たかどうか!自分たちの部屋に行ったわ」「交際の話なんだけど、今日回送の手が来たよ!3通来た、そこで一組に搾ろうと思うのだけれど」そう言うと、「それはあなたにまかせるわ、ただし前にも言った通り、いきなりSEXは嫌よ、お相手と話してから、交際するかどうか決める様に話を進めて」「うん私もそのつもりで居るから」「まず一緒に食事でもして、色々交際のスタンスまで詰めてざっくばらんに話して、後で二人で如何するか決めよう、お相手には後日の返事で・・・と言う事で進めるよ」「わかったわ!会う日は早めに教えてね仕事の休みの関係もあるし」そう言うと心成しか心細そうに「おやすみ」の一言を残して電話を切った。
 早速その勢いで返事の手紙を書いた、心の中では同県のご夫婦に決めていた、あの浴衣のずれた襟元から毀れていた白い乳房が決め手だったかも知れない。心の中でにんまりしていた、別の自分が居たことも事実。隣県のご夫婦には丁重なお断りの手紙を書き、送って頂いたお写真を添えて封をした。 同県のご夫婦には量子の希望通り、最初はお食事だけでお話したい、交際のスタンス、同室や別室、初めての交際なので細かい事も聞いておきたいしお願いもしたい、等々書き記し、連絡は電話で御願いしたいとTELのNoも書き添えた。当時未だ珍しかった携帯電話を会社から与えられていたのも、好都合だった、交際の話など事務所の電話で受けられるはずも無い。 気になったあの浴衣写真も同封してお返事の封をした。
翌日出勤時に投函したが、わざわざ、郵便局本局のポストに投函したのも、少しでも早く届けたいと言う気持ちが何処かにあったのかも知れない。そしてお相手からの御返事を待つ数日がホームトーク記載を待つ数ヶ月より長く感じる事になろうとは・・・・。

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