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日記番号:1136

私の夫婦交換(後編)

知子(横浜です。)


  感想集

023 家に戻って

なおくんとは、それから電車に乗って自宅に帰りました。
「どうだった・・・・?ともちゃん・・・・」
電車の中で、なおくんが聞きます。
「なにが・・・・?」
私がとぼけて聞くと・・・
「岡本さんとの事だよ・・・・」
「まあ、普通かな・・・・」
私はそれだけ言って、あとは 特に岡本さんとのセックスについての、
話しはしませんでした。
なおくんからも、話しが出ませんでした。
(途中の電車の中でする話しでもないし・・・・)
私となおくんは、たわいもない事ばかり話をしていたような気がします。

自宅に戻って、いつもの生活が始まりました。
私が夕食作って・・・なおくんと一緒に食べて・・・・
お風呂に入って・・・それから寝室へ・・・。
なおくんが先にベッドに入っていて、私があとから入りました。
すると、なおくんが、私の方に近づいてきて・・・
「ね~~~ともちゃん~~~~」と、例のなで声で言います。(笑)
「うん?・・・なに?・・・なおくん?・・・・」
「今日の岡本さんとのこと・・・話してよ・・・・」
「岡本さんのことって・・・・・・?」
「岡本さんとのセックスだよ・・・・・どうだったの・・・・?」
なおくんが興味深々で 聞いてきます・・・・。
なんか、今日の事だったけど・・・もう昔のような気がしました。
「そうね・・・何から 話せば いいかな・・・・」
私が言うと、
「ほら、ラブホにみんなで入ったけど、岡本さんとともちゃん、
さっさとエレベーターに乗って、先に行っちゃったでしょう・・・?」
「うん。でも、あれは、岡本さんが 素早く乗ったし・・・
ボタンもすぐに押したので、ドアーがすぐに閉まっちゃったんだよ・・・・」
私が言います。
「なんか、慌ててたのかな~~?・・・・岡本さんは?・・・」
「岡本さんって、せっかち・・・短気みたいなんだよ・・・」
私が言うと、
「そうなんだ~・・・・」
なおくんが、聞いてきます。
「私だって、なおくんと里子さん達と一緒に、エレベーターに乗るのかと思ってたら・・・
岡本さん バッ!て、ボタンを押すし・・・・」
「うん・・・」
「部屋に入っても、すぐに『奥さん・・・お風呂に入ったら?』・・・って言うのよ・・・」
「そうなんだ・・・」
「キスもなし・・・愛撫もなし・・・・即 お風呂!・・・なのよ・・・」
私が強く言うと、
「なんか、ともちゃん・・・キスとかされなかったんで、気分悪くしたんじゃないの・・・?」
と言いながら笑いました。
2020-0606

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