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日記番号:1108

寝取られという性癖

異性装者 (地方都市)


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当日

日常は,表面的には,なにもないように過ぎていき,ついにその日がやってきました。

妻は,いつもの出勤前と変わりなく,トーストとコーヒーを立ったまま,食べながら,洗濯機を回したり,と,いそがしそうに,立ち振る舞っていました。

私は,前の日の夕食後に,妻に,明日,木村さん夫妻と会うホテルの名前と待ち合わせ時刻の話を,念のためにしました。

そのときの妻は,はじめて
「私は,仕事から直行になるけど」
と話しかけてきました。
「ああ,いいよ。ほくも,その時間にいくから」
あっけないくらいの普通な会話でした。

妻は,いつものように,あわただしく化粧をして,仕事に出かけていきました。
私は,前の日の晩,また,今朝も,なにか,妻が言い出すんじゃないかと,思っていただけに,正直,拍子抜けした気分でした。

ただ,妻が普段の通勤用のバッグだけでなく,小さなボストンバックを持って,出かけたところが,いつもと違っていました。
このバッグとその中身,いつ妻が準備していたのか,私はまったく気づきませんでした。

私は,気もそぞろでしたが,いつもと同じように,洗濯物を取り込んだり,干したり,洗いものをしたり,そうじをしたり,としているうちに,午後になり, 木村さんへ電話して,約束どおり,今晩はいけます,と伝えました。

夕方になって,初めて,妻は,普通に仕事が終われば,5時半だけれど,夕飯とか,どうする,と話をしていなかったことに気づきました。

妻の職場へ,5時に電話をしたら,

「ああ,○○さん,お久しぶりですね」

恵子の同僚の女性が電話に出て,妻をお願いします,というと,

「あれ,恵ちゃん,今日は半日で,午後は年休出していて,もう,帰っちゃってますけど」

私は,あわてて,そうだった,知っていたのに,という風に取り繕って,急いで電話を切りました。


8時少し前に,私も,小さなバッグに着替えなど一泊分のものと,念のためにコンドームもいれて,ホテルのロビーに行きました。

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