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日記番号:1020

Mi子とS男の真実の物語

Mi夫 (東北)


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17 S男との接触

★★★ S男との接触 ★★★

私が考え抜いた末に実行した最終的なシナリオはこうでした。

S男との話は一発勝負、知恵を巡らせるゆとりを与えないため、偶然出会っていきなり問い詰めること、でした。実際、嘘を許さない真剣かつ厳しい態度でこう言ったのです。

「ネタは上がってる。Mi子が全て白状したんでな。Mi子が白状した時の会話は全て録音してある。今日俺がここに来たのは裏切り者のMi子とあんたを破滅させるためだ。俺はMi子とあんたに復讐しなければならない。」

無論、録音等はしていません。
全てはS男の告白を引き出すための演技とはったりです。
そしてさらに脅しをかけます。

「言っておくがもし余計な事をすれば、直ちに録音内容があんたの家族や職場はもちろん、あらゆる取引先、例えばN社とかB出版(S男の取引先)とか含めてばらまく段取りがついてる事を忘れるな。

 俺は刑務所に入っても一向にかまわない。その代わり俺に成りかわって、お前を含めてお前の仲間や上司が組織ぐるみでやって来たことを広めてくれる世間が大勢いることは自覚した方がいい。」

Tさんの話が真実なら、S男は一気に青ざめて覚悟を決めるはずです。おそらく金の話だと想像して幾らで許してもらえるのか、というような事を言うと思いました。
そして実際の対決では、殆ど予想通り、S男は金で許しを求めてもきました。

でももし、意に反してS男の態度が「やれるものならやってみろ」的であった場合はこう言うつもりでした。

「いいだろう。その時は予定通り実行してやるさ。でも迷惑するのはお前一人じゃないって事を忘れるな。
 Mi子には狂ってもらう。俺がやらずとも必ず狂ってもらう手はずがある。そしてお前ら一人一人から迷惑料をたっぷり払ってもらうことになる。そういう筋の輩も知り合いにはいるのでね。」

いずれこのセリフは使うことにはなるのですが・・・

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