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日記番号:110

異常愛に燃える妻

(関東)


  感想集

15.男に飢えた女

話は分かっている。結構短刀直入だ。男に飢えている彩子はこんな男が好きだ。

「もう出るの億劫だわ」
「何言っている。待っていたんだろう。声かけたとき待っているわ。て、顔していたぞ」
「どこに行けばいいの」
「これからタクシーで迎えに行く。家の前で20分後待っていろ」

優しい顔をしているのに、かなり強引で女心知っている。私Sっ気の男に弱い。奴隷にされるような不安と期待がある。
たぶん飲み屋でなく相模川のモーテルだろう。もう濡れてくるのがわかった。
ノーブラで玄関前で待っているとタクシーがきた。

私は男ならもう誰でもいいのか。子供は二人とも国立大学の学生で家にはいない。亭主は他の市でマンション暮らし。

私を乗せるとタクシーは走り出した。運転手にお構いなしに腰に手をまわして酒臭い顔を近づけてくる。

私も覚悟ができている。こちらから腰を摺り寄せる。キスを求めてきた。素直に応じた。
タクシーは「着きましたよ」と止まった。

やっぱり家の近くの小島さんと何回も来たモーテルだ。

部屋に入るとやっぱりS丸出しで、いきなり上着を剥ぎ取られた。
「なんだブラもしていないのか。淫買ばばあ~!」
「おれもその気だ なめな」と。
剥けて黒光りする物を突き出した。

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