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日記番号:692

夫婦の秘密

ひろし(都内)


  感想集

温泉旅行

5月の連休、妻は浮き浮きしています。

今日は、Kさんと約束した温泉旅行に出かける日です。

場所は飛騨にある平湯という温泉街、行かれた方もいらっしゃると思います。
トンネルを越えると、そこは温泉街だったという感じで、平湯トンネルを越えるとすぐ温泉街があります。

Kさんが紹介してくれたのは、値段も手ごろでなかなかハイクラスの温泉宿です。
しかし、今回の旅行は過去に家族で出かけた旅行とは全く違っていました。
Kさんの提案でまず最初にKさんと三人の若者、そして妻の5人で旅行に出かけます。

そして、私は1日遅れて出かけます。実は、Kさんとは事前に色々話し合い、まず私を最高に嫉妬させ興奮させるために、旅行には私は遅れて、一人で来る様に提案を受けました。

「もし、ひろしさんが耐えられない様であればご一緒されても良いですが、どうされますか?」とKさんに言われた時、私は思わず「いいえ大丈夫です、まず妻を存分に楽しませてください」といってしまいました。

実は言ってしまってから、「大丈夫だろうか? 三人の若者に乱暴されないだろうか?」

少し後悔している自分がいました。しかしもう後戻りできません。私達夫婦の秘密は新しい旅に向けて走り出しているのです。覚悟を決めるしかありません。
私より妻の方が覚悟を決めているようでした。
女は一度覚悟を決めてしまうと強い生き物だとつくづく思いました。
そんな妻を見ると、妻は、時々「フッツ」と遠くを見ている感じです。
何を考えているのでしょう?

Kさんに、そして三人の若者に抱かれる自分を想像しているのでしょうか?
妻は前日、Kさんからの提案で栗色に髪の毛を染め、同じくKさんから送られてきた赤色のTバックを履いています。

私は、この日のために、ネット販売で既に、特にやらしい下着を何種類か購入していました。

午前の約束の時間にKさんはやってきました。
妻はためらっています。
「私一人で行くの怖い、後で必ず来てくれるよね?」

私は、妻を安心させるために、
笑顔で「Kさんには注意してくれるように、お前の事を大切にしてくれる様に話してあるから、大丈夫だから先に楽しんでおいで」と言い聞かせました。

「みんな外でまってますよ、今日は楽しみましょうね」Kさんが優しくいいます。
外ではヤンキーな若者三人が車の中で妻に手を振っています。「いってきまーす」と言って妻はいそいそと私を残して車の方に向かって歩いて行きました。
妻はとても嬉しそうです。
言葉とは裏腹のそんな妻の姿を見て、なんか無性に腹が立ちました。
玄関でKさんが「奥さんの事はまかせてください。楽しく遊んできます。
ひろしさんが来るのを楽しみに待っていますよ」
そういい残して新しい旅へ出かけていきました。

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