帰宅後、妻は、ソファに座り、うつむいている。
「どうしたの？疲れた？」と問い掛ける私に、無言のままの妻。(やはり、温泉での出来事が、衝撃的過ぎたかな？)心の中で、自問自答する私。
少し、気を落ち着かせようと、冷蔵庫から、缶コーヒーを２本取り出し、妻に差し出す。
妻は、無言で受け取った。一口飲んだ後、妻は、意を決した様に話し出した。
妻「涼君・・・温泉での事、何とも思ってないの？私、他の男の人に、抱かれちゃったのよ・・・それも、涼君の見てる前で。」
私「何とも思って無い、訳じゃないけど・・・勿論、悪い意味じゃなくて・・・」
妻「悪い意味じゃないって、どう言う意味？」
私「ゆかりが、他の男に抱かれて、凄く嫉妬した。それと同時に凄く愛しく思った。」
妻「ほんとに、嫌いになってない？」
私「嫌いになんか、なる訳ないだろ～愛しくて、興奮して、襲い掛かる様に抱いたじゃん。」妻は、少し笑顔を取り戻した。
妻「ね～涼君、１つ聞いていい？」
私「何？」
妻「涼君は、私が、他の男の人に、抱かれて興奮する性癖なの？」
私「・・・うん、多分そうだと思う。ゆかりが、村上さんに、抱かれてる姿を見て、今までない位、興奮したし！」
妻「じゃ、これからどうするの？」
私「これから、どうするって？」
妻「私に、他の男性に、抱かれて欲しいの？って言うか、他の男性に抱かせるの？」
私「ゆかりが、どうしても嫌なら、もう誰にも抱かせない。」
妻「私は、涼君が好きなの。本当は、涼君にだけ抱いて欲しいし、抱かれたい。だけど、涼君が喜んでくれるなら、涼君の言う事聞くよ。」
私「ゆかり・・・ありがとう。」
妻「で、どうするの？はっきり言って。」
私「また、俺の見てる前で、他の男性に、抱かれて欲しい。」
妻「分かったわ。ただ、絶対に嫌いにならないでね。」
私「分かってる。約束するよ。」
そして、二人で約束を決めた。
1･相手は、妻の同意の下に、決める。
2･基本的には、私の見てる前でする。
3･避妊は必ずする。(中出しNG)
4･私(涼)は、他の女性と関係を持つ事の禁止。
以上を約束した。