カラオケ代金は、岡本さんとなおくんとの折半でした。
（まあ、これは普通ですよね・・・・）笑
カラオケ・ボックスを出ると、新宿の歌舞伎町方向のホテル街へ歩いて行きました。
時間はまだ午後３時です。
明るい時間です。
土曜日ということもあってか、ホテル街の道には、結構多くの男女が歩いていました。
（このカップルも、これからするのかな～～～？　それとも、もうしてきたのかな～～？）
な～～んてことを、想像しながら歩いていました。（笑）
（知っている人と会ったら、いやだなぁ～～～～）
なおくんと一緒とはいえ、これから主人とは違う男性と入る訳だから、、、、、
それを知人に見られたら、、、、困るなぁ～～～～。
（こういうときって、ラブホは・・・・嫌だなぁ～～・・・・・
　シティホテルだったら・・・・そんなに気兼ねする事もなくて・・・
出入りできるんだけど・・・・）笑
あるホテルの前に来ると、
「ここにしましょう・・・・」と言って岡本さんが、入って行きました。
私もなおくんも、そして里子さんも　それに続いてホテルの入口を入って行きました。
（男女4人が一緒に入って行った・・・・って、普通に見ると・・・・
　おかしく感じるだろうな～～～）
（そして・・・すること、はやいなぁ～～岡本さん・・・・・）苦笑
中に入り、空室の表示がある部屋の番号を押すと、
「じゃ、奥さん・・・・行きましょうか？」
私に向かって言いました。
「あ、はい・・・・」
慌てて　私は返事をしました。
（今のラブホには、受付とか、窓口とかは・・・・ないのよね～～～
　ホテルのスタッフに会うことなく・・・・自然に部屋まで決められるのよね～～
いつの話しをしているんだ・・・・・？　私は・・・・・？）笑
「吉田さん・・・あとはよろしくお願いします！・・・」
岡本さんはそう言って、私の腕を捕まえると、
素早くエレベーターに乗って階数のボタンを押しました。
「あっ・・・・」
なおくんに何も言う間もなくエレベーターのドアーが閉まりました。
（なおくんの目が、何かを言おうとしていましたが・・・・・）
（素早いな～～岡本さんは・・・・・・）苦笑
2020-0516