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日記番号:1073

淫の刻印

アスカ(京都)


  感想集

10 ハプニングバー

ある時、榊の先輩である橘と言う男から、橘の経営するハプニングバーを紹介された。先輩の経営する店なら、問題あっても、尻拭いしてもらえると考えた榊は、勇気ずけられ、妻の典子と食事をしている時、さりげなく、話しをきりだした。

「今晩、ハプバーに行ってみないか?」
「あなた、まだ、そんな事を考えているの?嫌ねえ…」
「最近、流行りだし。見ているだけで、いいらしいよ。」
「見てるだけなら、いいけど…」

そこは、六本木交差点のすぐ近く。路地一本入った、コンビニの隣のビルの地階にあった。覗き窓で、確認されて中に入ると、仮面着用を言われ。
「あなた、仮面なんて、小学校以来ね。なんか、ドキドキするわね。」
「ああ、本当だな。」

店員が、来て説明してくれた。
「お酒を飲みながら、お話ししていただき、お話しが、盛り上がれば、流れで、いろいろ、こ不明な事があれば、お声をかけてください。」
二人は、カウンター席にいたが、週末と言うこともあり、かなり、混んでいた。キョロ、キョロと周囲を見ながら、薄暗い店内を見回していた。

「あの~ミックスルームが、あると聞いたのですが、…」
「見てみますか?ご案内致します。」
二人は、店員のあとを、典子は、榊の腕に、しっかりつかまりながら、ついて行く。「この一角は、マジックミラーになっておりますので、中の様子をご覧になれます。
参加をこ希望なら、声をかけてください。」

ミックスルームの中では、男3人と女2人が、まさに、入り乱れて、SEXの最中だった。
ブクブクと太った中年女性が、壁にもたれ、M字に開脚し黒々と爛れた赤貝のような秘唇を、痩せ細った中年男性が、貪りついて、舐めまわしている。
もう一人の女性は、男の逸物を口で、くわえながら、両手で、双臀を割り開きながら、別の男性にバックからの挿入を哀願していた。

「あなた、すごい所よ。」
「すごい事になってるな~」
近くにいた客が、夫婦に話しかけた。
「今日が、初めてですか?この店は、見たい、見られたい。やりたい。やられたい。と言う願望を果す店です。この部屋のお客さんは、5人共に常連さんです。まだまだ、これから、面白い事が、起こりますよ。」

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