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日記番号:747

夢は妻とともに…

傍観者(関東)


  感想集

葛藤の末

片方のみが激しく揺れ動く影と、下腹部と尻とがぶつかり合い響く音…私は吉沢に支配された空間が膨張を始めたような錯覚を覚え、無意識にソファーに背を押し付け、こぶしを握り締めていました。

「アッ!ア!!アん!あ!あ!あん!………あぁぁ~っ!!……」

支配者が自在に繰り出す執拗な攻めに、明らかに声をあげ始めた美枝子の口から、せつなげな啼泣が漏れた時…支配者は腰の角度を大きく変え、深く早く突き刺し始めました。

「ぁぁっあっ!い!いゃ~!!ぁっあ!ぃや~ぁ!
あ!あっ!あっん!あん!あっん!!!ああああっン………」

崩れ落ちた美枝子は、枕に横顔を埋めながら大きく肩で息をし、その肌に浮かぶぬめるような汗が、差し込む光と影を伴い、丸みを帯びた女体のラインを強調していました。

「フゥゥ―――」吉沢は大きく息を吐き、美枝子の背骨にキスをして、腰を引き美枝子の秘部を攻め立てていた肉茎を抜きました。
その肉茎は、ぬらぬらとした輝きを帯びながら、天を向いて反り立ち、小刻みに前後しながら、今尚、収まる鞘を求めているようでした。

吉沢は、美枝子の背中や肩にキスをし、尻の盛り上がりを右手で撫でながら耳元で穏やかに話しはじめました。
「美枝子…素敵だよ…素敵だ。だからもっともっと素直に見せて欲しいんだ…」
「……………」
「僕に身を任せてくれているだけじゃなく、自分で自分の感じたまま…思うまま楽しめばいいんだ…分かるね…もうわかっているよね…」
「……………」
「わかっているはずだよ……僕は分かっているんだ…美枝子は正直だから…」

そう言うと、吉沢の右手は美枝子の太ももの付け根に消え、美枝子は、ふくよかな丸みを帯びた臀部を引き締め、同時に身をよじりましたが…
「!イヤッ!!…アッあぁ~~~!」
高く短い叫び声をあげました。

「イヤッ!!!!おねがい…イヤッダメッ!あっ!イヤッ!!!」
美枝子は、吉沢の右腕の動きを制そうと左手で手首をつかみ、太ももに力をいれ上体を起こしかけましたが、吉沢は自分の体を預け、逆に美枝子の動きを制し、もがく美枝子に諭すかのような口調で言い放ちました。

「優一さんの夢を叶えてあげよう。」

(あっ……俺の…名…を………)
愛する妻を陵辱と言えるほど辱められ、心の中に憎しみが幾重にも渦巻きながらも、ここまで宣告された『無』に従ってきた私は………もう一人の悦楽に漂う私にはっきりと出逢い………
美枝子は私の方を見ません。ただ枕に顔を埋め、耐え忍びながら何かを待っているかのように押し黙ったまま動くことはありませんでした。

(美枝子を失ってしまう前に、助けだしたい……)
(まだ見ぬ美枝子を、美枝子の中の女をみたい………)
歪んだ心が解け合い…遂に制され、私はソファーを立ち上がることが出来ませんでした。

「優一さんの夢……いいね美枝子…感じたまま……感じるままを声に出すんだ。」
吉沢は、美枝子の太ももを大きく左右に開き、その中心に右手を差し入れました…

(あぁ……みえこ……みえこ…)
「んっ!!あぁ~~~~~あ!あ!ん!あっ!あ!あぁ~~~~!!!」

指が秘部で左右に蠢き、《クチュクチョクチュ…》と雄を昂ぶらせる淫らな音と、美枝子の切なげな叫び声が部屋中に響きました…

「あッ!あ~~アッ!~~あっ!あっ!アっ!あっ!やッ!あ!あ!!ぁ~あ!!」

吉沢は美枝子の腹の下に左手を滑り込ませ、持ち上げ…いや『あげなさい』とサインを送り、驚くことに美枝子はその促しに従順に従い尻を突き上げ、四つん這いの格好となりました。
そして、《クチョクチョ》と淫らな音にあわせてビクッビクッと大きく反応しながら、僅かに喜びを含む叫び声をあげ始めたのです。

《グヂョグヂョグヂュグヂュ………!!チュ、ヂュュクチュチュ》
「ああっあ~っっはぁぁあ~~……!!んっんん~~んゅ~~ん」
潤いを満たしたことがハッキリとわかるほど、美枝子の秘部が弄られ出る音は、低く大きくなり、それにつられるように、明らかな喜びの吐息が漏れた時…その唇を吉沢は強引に塞ぎ、やがて舌を吸う音をたて…いや…舌を絡め吸いあう音が響き始めました。

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