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日記番号:692

夫婦の秘密

ひろし(都内)


  感想集

はじめに

私はひろし50才、妻智子43才の極普通のどこにでもいる夫婦です。

しかし、私達には人に言えない夫婦の秘密があります。
私はある大手製造会社の海外営業の会社員として働いています。
私が25才の時に、妻が営業アシスタントとして入社してきました。
智子は男好きする顔つきと身体をしており、私は直ぐに彼女の虜になりました。
そこで彼女をお茶や食事に誘っている内に、自然と肉体関係を持つようになりましたが、私達の関係は会社には、ずっと秘密にしてきました。
結婚を意識する様になって数ヶ月が経過してからの事ですが、彼女の女性友達から衝撃的な話を聞きました。

それは、彼女他、男女それぞれ10数人の会社の別グループである飲み会の後、カラオケに歌を歌いに行った時のことです。
智子が男連中に、かなり酔わされて大騒ぎをした上に、身体のそこらじゅうを触られて弄ばれていたという事でした。

彼女からは何も聞かされていませんでしたし、お互いに結婚を意識してからは、結婚するまで干渉しない様にしようとしていた矢先でした。
私は頭をハンマーで叩かれる程の衝撃を受けて、同時に頭の中が真っ白になりました。

何故俺に黙って、そんな恥ずかしい事を・・
腹立たしく、怒りを噛みしめながら・・
そして同時に恥ずかしくも、そして不覚にも勃起していました。
それからしばらくして、更にもう一つの事件が起きました。

智子は妻子ある男性に帰りに家まで車で送ってやると言われて、上司なので信じて言われるままに車に乗ったそうです。
その上司は、奥さんが妊娠して実家に帰省していると聞かされたそうです。
暫くして突然車の中でキスされそうになり、同時に乳房をまさぐられたそうです。
季節は冬で、妻はタートルネックでキスされない様に口元は隠したのですが豊満な乳房は、男のなすがままだった様です。

結局、その男は、智子から拒絶され、最後はあきらめたとの事でした。
その話を当時の智子から聞いた時に、最低の奴だと憤慨し、無性に嫉妬したのと裏腹に、何故か無性に興奮したのを覚えています。

今となっては大人げないのかもしれませんが、怒り心頭で智子とは別れようとしたほどです。
この件の事は執拗に思い出されて、何度も一方的に怒りました。
妻は泣きながら静かに耐えて罵倒されていました。

しかし、この時から、嫉妬心と同時に、寝取られ願望が私の中に産まれたのでは無いかと思います。
この出来事はそれから最近まで自分自身の暗い過去としてずっと引きずっていました。
そして私達は、妻22才、私29才の時に晴れて結婚し、妻は4年あまりで今の会社を寿退社しました。

それからは、二人の子供にも恵まれ、私も妻も子育てに追われてあっという間に21年が過ぎました。
二人の子供も各々、長女は就職、長男は学生として我が家から旅立っていき、我が家はぽっかりと穴が開いた様になりました。

そして、その頃から、私の頭の中に黒いどす黒い気持ちが頭を持ち上げてきました。

妻を誰かに抱かせてみたい、妻が喜ぶ姿が見たいと真剣に思うようになりました。

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