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日記番号:1073

淫の刻印

アスカ(京都)


  感想集

プロローグ

榊は、40歳、中堅ゼネコンのエリート社員として 、妻の典子は、35歳、都市銀行のキャリアウーマンとして、子供は、いないが、幸せな生活を東京元麻布のタワーマンンションでの生活を営んでいた。ある日、榊は、半年先に開始される南米のプラント建設の所長として現地に派遣される事になった。

現地の治安状況から、妻を連れて行くのは、不可能であり、3年間の単身赴任を覚悟するしかない。
最近になり、ようやく榊の性癖に理解を示し始めた妻が、スワップ、夫婦交換とかに応じる気配が、出てきたのに、榊は、どうしたものか。思い悩む日が、続いている。

榊としては、妻が、他人の男に抱かれたりした時、どんなアエギ声をあげ、どんな顔をするのが、ぜひ、見たかった。夫婦交換の雑誌を見せたりしていたが、必ず妻の反応は、「何を考えているの。あなたの人格を疑うわ。お互い仕事もあるのに、信じられない。」と2~3日、口も聞いてくれない。

しかし、そんな事をいう典子にも、口が、裂けても言えない性癖を、結婚を機会に封印していたのだ。結婚する10年前、夏の暑い頃の大阪が、舞台だった。

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