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小話番号1006
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妻の入院秘話

編集屋さん (川崎)   2015-12-05
感想の投稿 感想集

さて、きょうのお話は、セックスレスだった妻が、手術で大変身した実話です。

3年ほど前の年末のこと、妻は大掃除の最中に踏み台から降り損ねて肩を畳で強打。右腕が上がらなくなってしまいました。もともと骨が細い割に気性が逞しい妻なので、痛いなどと弱音を吐くこともなく、年末から正月まで右腕不自由なまま過ごしたのですが、年が明けて病院にいってみると、右肩の腱が切れてしまっていることがわかりました。
健康な彼女は、生まれて50年間、2度の出産以外には入院したことがありません。若いくせに生意気な医師が気に食わなかった妻は、どう処置するか結論を出さないまま1ヶ月が過ぎたのですが、結局不便に耐えかねて、医師の勧めに従い入院・手術を受けることになりました。
医師の説明やヤフー投稿動画の情報によると、手術は、肩に穴をあけて、ファイバーの先につけたカメラと手術器具をその中に突っ込み、映像を見ながら外側の器具操作で、切れてしまった腱の端を骨に縫合する、というものです。動画をみると、医師が肩に穴をあけてレンズで覗きながら筋肉をいじくりまわす様子がすごくリアルで、肩とはいっても、妻の身体が痛めつけられると思うと、ちょっと心ざわつくものがありました。
手術当日、私が病室についたときには、もう病室の看護婦が準備を整えてくれていて、あとは手術の時間にあわせて、妻が自分で手術室まで行けばいいことになっていました。まあ、病気と違って肩の怪我ですから、命にかかわる手術でもなく、幸い全国的に実績の知れた大学病院でもあり、淡々とものごとが運ぶのも当然かもしれませんが、こっちはちょっと心配で、妻もさすがに心細げに見えました。
ベッドで待つ時間、妻に聞いてみると、昨夜は浣腸をされ、裸にされて下着の代わりにT字帯というフンドシのようなものを看護婦が付けてくれたとのこと。手術は全身麻酔なので、いわば裸の体ごと全部彼らにお預けするしかないわけです。
 今朝は食事もなく、裸のうえに病院仕様の浴衣状の患者着を羽織っているだけ。腕には点滴針が刺さっていて、点滴液をぶら下げたキャスターつきポールを自分でひきずりながら手術室まで出向くのです。私が、手術室手前まで付いて行きましたが、何も手を出せるわけではありません。妻は、薄い患者着の下はフンドシ以外何も身に着けていません。手術室前で、妻が「じゃあ」と言って、笑顔もなく室に入っていく後姿を、ウンウンとうなづくだけで見送りました。
あとで聞くと、妻はそのあたりから何も記憶がないそうです。病室から続けていた点滴自体が麻酔薬で、もう半分はもうろうとしていたのかもしれません。
手術は2時間ぐらいと聞いていたのですが、予想を越えて数時間におよび、ようやく病室に戻ってきた妻は眠ったままベッドごと運ばれてきました。そのまま私は「明日おいで」とばかりに帰宅させられてしまったのです。
翌朝出向くと、妻はもう目覚めていて、朝方には相当痛かったようですが、出産でもほとんど痛みを感じなかった、という妻のこと、その後も比較的早く元気を回復していきました。私も仕事を普通にこなしながら夕方だけ病院へ、という形で特段の難儀もなく過ぎていきました。つくづく思うのですが、妻というものは、健康とか元気というのが一番です。40年近くの連れ合いですが、妻に煩わされたという経験はほとんどなく、ほんとにありがたいことです。
生意気な若者医師に言わせると、「腱が少し老化していた」のだけれども「見事な手術」だったこともあり、妻は順調に回復していったのですが、「年齢のせい」か、抜糸のあとも特別メニューのリハビリが2週間以上続き、合計1か月近い入院となりました。
入院後半は、リハビリマッサージが辛抱強く続けられます。施術は、妻より少し歳下ぐらいの中年の男性が、患者用パジャマの上からしてくれるもので、回復程度を測りながらメニューを作っていました。右胸の上から鎖骨・肩にかけての筋と、背中の筋、そして腰につながる筋を背中向きでていねいに30分程度やってくれるらしいのです。
くすぐったがりの妻はマッサージ嫌いで、これまで一度も施術経験はないのですが、今回ばかりは取組みしかありません。
ところが、実はこのとき、妻は、くすぐったさの背後になにか快感らしいものを、初めて感じる経験をしたらしいのです。家事から解放され退屈な日々だったからなのでしょうか、彼女にとってそれは期待もしていなかったちょっといい体験だったようです。もちろんはっきりと口では言わないのですが、病院生活とは思えない、なんとなくウキウキした感じで、リハビリマッサージのことを口にするのです。彼が押したりさすったりする胸や背中の場所、それに彼の手の使い方、力の入れ方。
そのころ、おしゃべりのなかに、こんな話もありました。
病院スタッフの若い男女が二人で、毎日動けない入院患者全員を、順番に入浴させ体を洗ってくれるのだそうです。
妻が浴室に行くと、まず女性が脱衣を手伝って、下着(T字帯)もはずして裸にし、
そのあと、男性が温水シャワーを前と後にかけ、女性が、手袋をした両手でタオルに石鹸をつけて、裸で立ったままの妻の体を洗ってくれるのだそうです。「全裸で?」と聞くと、全身を洗うんだから当たり前でしょ、と馬鹿にされました。ただし、陰部は「ご自分で」と言われて自分で左手を使って洗うのだそうです。
これを聞いた私は、病室なので声を抑えつつも、「すごいねえ」と、興奮した声で反応してしまいました。実をいうと、年末の掃除事故の前には、夫婦ともに年齢相応に性的衝動も衰えていて、3ヶ月ほどセックスレスの状態でした。更年期以後2年もたって、仲良し夫婦の間にも、残念ながら夫婦生活はもう終わり、という空気が漂い始めていたのです。入院中の妻を毎日病院に尋ねるということ自体、日常を離れたことだったのが大きいかもしれませんが、怪我をした妻の肉体の病院での扱われ方が、ちょっと夫婦に違う気分をもたらしてくれた気がします。
退院が待ち遠しくなって、ようやく退院予定日が来週となった日のこと、妻が言うには、マッサージの加藤さんが、もう一週間ぐらい腕お動かさない方がいいと言っている、とのこと。マッサージは退院後も数カ月継続するのですが、通院でいいはずだったのに、退院を遅らした方がいいというわけです。私としては不満だったのですが、結局一週間入院が長引いてしまいました。
わがまま夫としては、腹が立ち文句を言いたいところ、じっとこらえました。ただ、アドバイスをしたのがマッサージ師の加藤さん、ということで、どんなマッサージをしているのか、妙に気になり始めてしまいました。
翌日、マッサージ室まで覗きに行きました。ところが、小さい入り口から覗く視角では、妻と加藤さんの姿は残念ながら捉えられませんでした。ただ、大勢のなかで個別治療が行われている様子は見えました。秘かに何かヘンな治療行為をしているのではないようだとは思いましたが、本人を見られなかっただけに、別の個室でもあるかも、などとついつい妄想してしまいます。昔、結婚する前には、そんな嫉妬心にさいなまれたことがよくあったものです。
ということで、なんと5週間もたってようやく、妻を我が家に迎えることができました。長らく不便な日常を強いられていた私は、もちろん嬉しくてたまらない退院でしたが、それほどにも見えなかった妻も、意外な反応をみせました。
まだ右腕を吊っていることもあり、「一緒に入浴して体を洗ってあげよう」と言ったところ、素直に「うんそうしようか」と言ってくれたのです。妻は、これまで一緒に風呂に入ったことが一度もないのです。息子たちが出て行って二人だけになってからもずっとです。妻の様子が少し違っているな、と感じるものがありました。
 私が先に風呂に入り、そのあと、妻が片手で下着を脱いで入ってきました。久しぶりに見る妻の裸が、年齢を忘れて新鮮で、右腕を気遣いながらもちょっと舞い上がってしまいました。
浴槽に入らず立っているのでどうしたかと思うと、「垢がたまっているから」というのです。そこで、まず体をタオルで擦る作業から始めました。確かに、驚くほどの垢がボロボロととれてきました。恥ずかしい、と言うのですが、左手だけで力が入るわけもなく、結局、アソコだけはさらりと、それ以外の全身はしっかりと、洗ってあげました。
病院での入浴の話を思い出して、毎日洗っていたんじゃないのか、と聞くと、病院スタッフが患者の体をそう丁寧に洗えるわけではない、ということで納得しました。そこで、若い男性スタッフもいたんだろ、と聞くと、「とんでもない。女性だけだ」と前とは違うことを言うのです。どっちがほんとかわかりません。
洗う途中、サラリとではありますが、私は彼女の股間と陰部まで石鹸のついた指でなぞりました。これまで30年以上にわたって、ベッド以外でのそういうシチュエーションは絶対に拒まれていたのですが、右腕を使えないせいか、素直に受け入れる妻がすごく新鮮でした。おまけに、実はそのとき、妻のそこがずいぶん濡れているらしいことにも気付いたのです。
そのあと、ベッドに横たわった妻が「ああ気持ちいい」と言って年齢にはみえないかわいい笑顔をみせてくれました。右腕をかばって慎重に動いているものの、明るい照明のもとで全裸です。とてもこれまでの妻とは思えない大胆さです。
右腕を気遣うようなことを言いながら、すぐに横に寄り添って、年齢相応に小さくなった乳房や、まだハリがあって色気をみせる下腹をさすりました。明るいままです。そして股間に指を伸ばすと、それもまったく拒む動きはありません。
大きめのいろっぽい妻の陰唇に目を向けると、触る前から、見るだけでそこが濡れているのがわかりました。さっき風呂あがりに自分で体を拭いたはすなのですが、両腿を少し開かせただけで、2枚の襞の先がもう濡れて光っているのです。
指を這わせると、中指全体が2枚のタテ襞をヌルッと分けて滑らかに入っていきます。これまで経験したこともない濡れようなのです。驚いて、感激して、指を2本にしてそこに押し当て、さすります。もともと彼女のクリトリスは大きめで、若い頃はたっぷり楽しませてもらいました。それは、2、3度さするだけで硬さを増し膨らんできました。、最近忘れていた感触です。2本の指は、ちょっと押すだけであっという間に蜜壷のなかに入り込んでいき、さらに薬指まであわせて3本で濡れた壷を掻き混ぜ始めると、妻は早くも声を出し始めました。「声を漏らす」というよりも、ほんとに「声を上げる」という感じのよがり声でした。 
退院の夜は、そうして、二人だけになれた嬉しさをたっぷり時間をかけて味わいつくしました。腕の自由が利かないこともあり、シーツがかなり濡れてしまいましたが、妻には珍しく、それも全然気にせずに悶え続けてくれました。
その最中のことなのですが、私の手が下腹をさすっていたとき、妻がなぜか「陰唇を触って」という言葉を口にしたのを今もよく覚えています。そんな言葉を口にする妻ではないのです。これも、退院してきた妻の不思議な変貌のひとつです。
私は、「同室のおばさんたちから女性週刊誌でも見せてもらったんだろうか」などと思いながらも、嬉しくて直ぐに手を伸ばすと、今度は
「もっと優しく。そっと触って」といい、続けて「あなた、乱暴すぎるのよ」とも言いました。これは、これまで一度も言わなかったことですが、心で思っていたことを、今素直にしゃべっているのではないかと気づきました。
入院の一ヶ月で、妻の何かが吹っ切れたのかもしれません。それにしても、あのときの濡れ濡れの陰唇の気持ちいい感触は、二度と忘れられないものです。
長くなりましたが、あと二つだけ話を聞いてください。
一つは、その濡れ濡れの妻の状態が、その後およそ3か月は続いたことです。それまで、20歳代前半に結婚してから、一週間以内に2度以上交わったことはないと言ってもいいぐらいなのですが、その期間は、一日おきにはしていたし、最初のころは毎日していました。
その度に、妻は思いっきり快感をたのしんで、一度など、悶えた弾みで上半身起き上がってしまい、その反動で布団に落ち込んだときに左肩を布団に強打してしまいました。
右腕が不自由なので体位は限定されますが、感度だけは彼女の人生50年に一度もなかったことが起こり、二人で一緒に生きてきてよかった、と心から思っています。
二つ目は、妻の身体がそんなにも劇的に変わった理由です。
ここまででお分かりのとおり、5週間の離れ離れの生活が影響しているのは確かですが、それにしても、あの濡れ方は異常です。
二人で考えたのは全身麻酔です。ユーチューブの投稿映像で見たのですが、全身麻酔では、手術中の排尿管理のために導尿の処置をします。カテーテルを尿道に差し込むのです。残念ながら妻に記憶はありませんが、手術室では妻の体に、カテーテル挿入ということが行われたはずです。
病衣とT字帯をとられ全裸で手術台に寝かされたあと、まず最初に、麻酔医か看護士が眠った妻の股間を開き、それから手なれた指使いで陰唇を左右に割り、ピンクの陰部を露出したはずです。そして滅菌ガーゼでその敏感な部分を上下に何度か擦ったはずです。これは、妄想ではなく、現実に妻の身体に行われたことなのです。
続いて、膣口とクリトリスの間にある小さな尿道口にカテーテルが挿入されます。その具合を確かめて、先が膀胱に届き尿が排出され始めるのを確認したことでしょう。濡れてピンクに光る陰部全体を優しく撫でまわしたかもしれません。
妻の身体が異常な変化を見せた原因は、このカテーテルだったのではないでしょうか。手術の始めからほぼ一日ぐらいの間、カテーテルが妻の陰部に差し込まれていたはずです。その感触が、妻の性感のどこかに不思議な刺激を与えていたのではないかと思います。それでなければ、その後数か月も続いた感度の高まりを説明できません。夫婦ふたりで、きっと相に違いない、と憶測をしています。
入院中、全裸で立ったまま、若い男女スタッフに全身を洗ってもらう、という体験も、妻にはまったく初めての刺激に違いないし、加藤さんのマッサージも相当効き目があったのは確かだろうと思いますが、局部のあの濡れ方や感度は、やはりカテーテルの物理的な刺激でもないと起こらない現象ではないかと思うのです。一度、妻のアソコを開いて尿道口を露わにして、この手でカテーテルを挿入してみたいぐらいです。
いま夫婦の間では、あの手術は夢のような楽しい記憶に変貌しています。かなり元に戻っていますが、それでも週に一度くらいは、妻のあそこは挿入可能なまで濡れ、こちらも硬いと言うほどにはならないものの挿入可能になって、妊娠の心配のいらない、高齢夫婦の自由な交合と射精・快感を愉しんでいます。
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