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日記番号:844

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幸治(都内)


  感想集

91章【情事の痕跡】-1

私が一緒に風呂に入ったら陽子の女陰の異変に気付いただろう。
特に膣口部分のダメージが大きいと云うことは過激な挿入行為があったことに他ならない。
それは行為が行われてからあまり長い時間を経過していないように思う。
もしも、6日の夜から7日の早朝にセックスした小野氏の場合は時間が経過しているし、また7日の朝に撮られたビデオを見た限りでは、陽子も自然に受け入れていて、その行為を楽しんでいた。
7日の夜は可能性として、安田氏、山本氏、そしてパートナーの小野氏の3人が可能性はあるが、これは私の妄想かもしれないが、3人とも本格的なセックスはしなかったのでは?
なぜなら、他の女性たちもおり、1人の女性を相手に集中することは考えにくい。
問題は8日、吉田氏の別荘で、どのようなプレーが行われたのだ。
陽子のダメージから考えると、ここでの行為が最も疑わしい。
この夜、別荘にいた男は安田氏、山本氏、それに吉田氏と彼のボディーガードの4人である。いずれも好色家であり性豪を自慢にしている連中だ。
陽子の様子では深夜から早朝まで長時間にわたり責められ続けられ、昨夜はほとんど眠らせてもらえたかったようだ。
それはパンティチェックである程度証明されるのでは?と思う。
陽子はしばらく寝返りを繰り返していたが、その後静かに寝息を立て始めた。
しかし、私はすぐに行動を開始しないで、陽子が軽いいびきをかき始めるまで待つ。
私は静かにベッドを下りて、陽子の様子を窺い、熟睡状態になったことを確認して寝室を出て洗面所に行く。
2人の4日分の洗濯物が籠に入りきらずに蓋の上に積まれていた。
籠の外に纏められていたのは私のワイシャッツや陽子のシャッツやブラウス、カットソーで、下着類は籠の中にあるようだ。
蓋を開けると、上にバスタオルが掛けられていて、直接中の下着が見えないようにしている。何かの拍子に私が開いた時のことを考えているのか。
バスタオルの下には洗濯ネットがあり、中を開くと純白のネグリジェのようだ、それは小野氏が送って来た写真の中に写っていた豪華なブライダルネグリジェに違い無い。取り出して広げて見ると、腰の辺りに2つの大きなシミが付いている。その1つシミは色が変わって乾いていたが、もう1つは生乾きになっていて今朝まで着ていたのではないかと思う。陽子の匂いがネグリジェに滲みついている。
そのシミの匂いを嗅ぐと、陽子の匂いに混じった精液特有の匂いがした。
その状況を考えると、このネグリジェを着たまま射精したのか?それとも裸でセックスをして射精した後で陽子が羽織ったのか?シミの量から考えると後者の方が正しいかもしれない。乾き状況から乾いたシミは数日前に、生乾きのシミは今朝付いたものだろう。
小野氏の報告メールを時系列で考えると、最初のシミは3月6日の〝ワクチン注射〟の際に付いたものと推測されるが、今朝の精液のシミの主は判らない。
しかし、これだけのシミを残すにはある程度の量の生出しが必要と思うが、それから推測するとやはり若い山本氏が有力候補だ。
小野氏の報告によると、陽子は山本氏と同室になっている。
白いネグリジェの他にセクシーなベビードールも入っていたが、それにはあまり陽子の匂いは付いていなかったので、最初の夜に写真を撮るために少しだけ着たようだ。
ネグリジェの下にブラがたたまれてあり、その下にランジェリー下着があった。
色取り取りのキャミソール、ペチコート、ミニスリップ、ガーターベルトである。
これらは今回のチェックの対象では無いのでそのままにする。
そして籠の一番下にパンティが入っているネットがあった。
私はそのネット袋を取り出して他の洗濯物を籠に戻す。
チェックをしている途中に陽子が目を覚まして入って来ると困るので、パンティ類の袋を自室に持って行く。
自室のドアを閉めて電気スタンドの明るい照明下で詳細に調べることにした。
パンティは全部で7枚あった。
その中には見たことがある物や今回初めて見た物もあった。
陽子は普段から外に出かける時はパンティとブラジャーのセット物を着けている。
今回もブラと同じデザインのセット物の薄いピンク、クリーム色、薄いブルー、薄い黄緑色のパンティとその他にオフホワイトのビキニとTバック、その他にアダルトショップで買ったセクシーな穴あきパンティを余分に持って行った。
その内、白のTバックはネグリジェと色を合わせて穿いた物で、穴あきは〝ワクチン注射〟の直前のお遊びタイムで穿いていたことは2人の会話から明らかになっている。
陽子の旅行スケジュールとパンティの汚れ状態から性行動を検証することにする。
陽子が日中に穿いたパンティはセット物の4枚だ。

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