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日記番号:233

バツイチ再婚夫婦のェッチなお勉強

疎チン(瀬戸内沿岸)


  感想集

混浴露天風呂 7

 この宿は、山あいにある所為で日没が早く、辺りが暗くなるに連れて肌寒くなって来て、高野達が湯に身体を沈めていると、年長の男が高野達に向かって話しかけて来た。
「日が暮れると冷えて来ますね。 それより突然で申し訳ないが、この後一緒に食事をしませんか?」
「エッ、一緒にですか?」
「皆さんとは偶然の出会いだけど、これも何かの縁だから、一緒に夕食を摂るのはどうです? 私達の方も知られてはまずい体験を話す訳だから、素面と云うのは勇気がいるからね!」
 高野にとっては、予想外の展開になったが、常連達の行動には興味があるだけに、彼等の好意を反故にしたくなく、進んで賛成の意思表示をした。
「私はぜひ聞いて見たいですね! こちらの奥さん達も、興味をお持ちの様ですしね!」

 高野の言葉に、聞き耳を立てていた熟女達の方も、顔を見合わせ目で確認し合った後、年増の女が代表して言葉を返した。
「私達も同じ気持ちですので、よろしくお願いします! 食事にしても皆さんと一緒の方が盛り上がるし、アルコ-ルが入れば、話す方もリラックス出来るのと違うかしら?」
「体験談だなんて大袈裟だけど、何分にも素人がやってる事だから。 実際は動画なんかで見たプレイの真似事程度のレベルなんだけど。 それでも構わないよね?」
「でも女将の話だと、盛り上がった挙句、素裸になってた事もあったそうだね」
「エッ、素裸に? いくら酔ってたからって、私達には理解出来ない事態ですね」
「そんな事までばれてるのか! そんな事もあったと云う事ですよ。 私達は皆さんにとって、楽しい夕食になればと思って提案した訳ですから」
「勿論、判ってます! 非難ではなく、突然だったから驚いてるだけなんです」
「初対面なのに、変な提案で申し訳ないけど、異議がなければ女将に話して、用意して貰う事にしますが納得して貰えますね?」

 常連だと云う男は、同好の士と見抜いたのか高野に視線を向け、同意を促す様にウインクして来た。
高野も、偶然とは云え得難いチャンスだけに、熟女達に向かって2度とないチャンスだから、ぜひ聞いておくべきだと力説した。
高野から熱心に誘われて、彼女達も顔を突き合わせて、小声で話し合っていたが、興味あり気な表情で同意の意思表示をした。

 すぐ側で、熟女達を注視していた常連の男は、承諾の意思表示を見て安堵した様子で、高野達に向かって慇懃な態度で話しかけた。
「異議がない様ですので、女将さんに準備して貰いますから。 それまで混浴を楽しんでて下さい」
そう言い残して、仲間を急かして内湯の方へ戻って行った。

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