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日記番号:1073

淫の刻印

アスカ(京都)


  感想集

110 龍 上海2

晩秋の上海は、黄金色に輝いていた。みさ子を黄旗に預け、ノスタルジックな旧市街地を歩いていた。まず、戻ってくることは、ないだろう…屋台で、お茶を飲むみさ子の横顔が、憂いを帯びていた。どこかの成金よりも、中国やインドあたりの地域を治める族長に飼われるのが、幸せかも。

龍は、そんな甘い感情に、自身、(何、考えてる。クソ…)怒りながら、中華料理店に入った。一人、酒を飲みながら、餃子を食べていた。店の端のほうでは、日本人の女子大生のグループなのか、キャツキャ~と笑いながら、食事していた。

「久しぶりね…龍…しばらくいるの?」
「いや…明日、東京に帰る。」
「じゃ…今晩、来てよ。お願い。」
「そのつもりだった。」

その夜、龍は、店の上のリンの自室のベットの上で、リンのされるがままに、身を任せていた。「激しいな…」「たまの電話連絡だけで、満足できないわ…」
「いつもの金は、もう振り込んでる…」
「金の話は、後よ。今は、あなたが、欲しいの…」

リンは、黄旗の女だ。パーティで、黄旗に紹介され、上海にくると、秘かに、密会を繰り返していた。リンは、龍にしがみつきながら、マニキュアを施した細い指で、龍の下半身の膨らみをヤワヤワと撫でている。

「日本で、いい女をいっぱい抱いているんでしょ~もう~私の疼きを、あなたの物で、すり潰して~ねぇ~」
30歳の熟れた中国女が、龍を誘うように、真っ赤な分厚い唇を、龍の唇に重ねてゆく。リンは、龍の言われるが、ままに、後ろ向きになり、ドレスをまくりあげ、ムチムチしたヒップをさらけ出す。

龍が、双臀を下から張り手をかますと、尻肉が、ブルン~と波だつ。「しょつちゅう、黄旗をくわえているくせに…」
「月に2回位よ。本当に…」
「いいんだよ。今は、オレの女だ…」
龍は、リンの腰をがっちり掴み、ショーツをずらし、一気に、逸物を捩じ込んだ。
「うひぃ~ん…いい~」

龍が、店に来たと知っただけで、リンの秘唇は、湿りを帯び、会話する頃には、ドロドロになり、腰が、とろけてしまいそうになっていた。

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