85.優衣の逆襲!
(専務が抱いた計画・・・)
その後、優衣からの連絡も無く・・・
仕事のトラブル対応に追われ、高橋専務に会えず日々が過ぎました。
そんなある日、妻からの誘いに普段どおりの営みに励んだと思っていた私・・・
妻の暴走を止められなかったことに、俗に言う義理の営みだったようです。
私から“ 離婚 ”と言われなかったことで、撮影の無い浮気まで否定とは考えなかったようです。
貸別荘でのSWに、複数プレーが消えたことに井上は、直接妻を口説いたようです。
それを知ったのは、予てから海外進出に高橋専務が駐在に決まり、今後の事について
打合せを兼ねた食事会に招かれた時のことです。
仕事のことを早々に話終え、話題は貸別荘と優衣さんのことだった。
高橋「あの日、結婚後はじめて妻を愛おしく感じて抱くことが出来ました。
お礼が遅れ、本当にありがとうございました。」
奥さんを恥ずかしいことをさせて、私の方こそ申し訳ありません。
高橋「海外赴任中に妻が浮気するか心配に・・・
妻との不倫を続けながら、監視して頂けませんか?
不倫を続けて監視とは???
高橋「鑑賞会のことで、妻と口論になりました。SWを続けたいと話すのです・・・
海外赴任に、急に妻の浮気が心配になりました。」
趣味を共有するお友達が多いじゃないですか・・・
私は余りにも身勝手な高橋に・・・ 鑑賞会のお友達に預けては如何ですか?
高橋は、顔を畳に擦り付けながら・・・
高橋「今更! 言える立場で無いとは百も承知していますが・・・
私達夫婦・・・ いいえ、妻を助けて下さい・・・」
???意味が解らない私は、高橋に問いかけました。
鑑賞会のメンバーは、当初は仕事の愚痴を話す飲み仲間だったそうです。
それが何時しか、妻の愚痴から浮気自慢へ・・・ お酒の勢いも有ったはずです。
夫婦の営みにカンフル剤に、浮気相手との撮影に鑑賞会にまで発展したそうです。
高橋「いいえ、それだけではありません。妻には話していませんが・・・
私がSWを申し込んだのは、最終的には妻をメンバーに寝取らせる為でした。」
今の優衣さんなら、ご主人の命令には従いますよ!
高橋「彼等の中には、女性を物として扱う卑劣な奴もいます。
加藤の奥さんは、そんな奴らの言いなりに性処理にされました。
妻をそんな奴ら預けることは出来ません 」
狼狽える高橋に、怒りを抑えながら・・・そんな卑劣な奴らに妻を抱かせたのですか?
高橋「そのことについては、申し訳わけありません・・・
女心の読むほど経験の無く、美雪さんが最近個人的に彼等とまた会ったようです。
これは奥さんと約束したメンバーの資料です。 」
高橋は、私に救いを求めていることを感じながら・・・
妻が奴らに弄ばれる姿を見て、奴らに寝取らせるだけでは済まないとはじめて
知った訳ではないでしょう・・・ 私との不倫の方が安心できますか?
高橋「ただお詫びするだけです・・・」
夫婦交換のようなSWに、妻をどのように弄ばれてもお互い合意のもとです。
複数プレーを望んだのも妻だと思います。そのことは私達の問題です。
ただ、鑑賞会に牝として扱われ、私の同意も無く勧めたことには許せません。
SWを申し込まれた時に、奥さんを変えることが目的の筈では・・・
高橋「妻とのSEXには満足していません。ご厚意は充分承知しています。
しかし、美雪さんがこれ以上奴らに係わらない為に、お伝えした訳で・・・
妻も家庭を壊さずSWを楽しめる相手だと申すもので・・・ 」
何処か歯切れの悪い言い訳でした。
高橋「後のことは、よろしくお願いします。」
優衣さんは鑑賞会のことを高橋から聞き出し、夫に詰め寄り奴らとの浮気を仄めかした
焦った高橋が、最終的に選んだのは優衣さんを私に預けることでした。
その為に今回の会食前に私に詫びを入れ、優衣さんと話会うことまで出来ていた。
高橋が携帯で優衣さんに・・・
高橋「今!何処にいる・・・ 後は優衣に任せるよ!・・・」
携帯を切り
高橋「後は、妻に任せます。 美雪さんにも謝っていたと伝えて下さい・・・」
そう言って立ち去った後、直ぐに優衣が現れた。