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日記番号:1020

Mi子とS男の真実の物語

Mi夫 (東北)


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120 重要な余談、重要な余談におけるさらに重要な余談

★★★ 重要な余談、重要な余談におけるさらに重要な余談 ★★★

S男との接触第二ラウンドを終了して帰宅し、S男との妄想が脳裏から離れなかった私は、第三ラウンドを前にして『一時間挿れっぱなし』というセックスにチャレンジし、さらには「3P」という話題を初めて口にしながら『抜かずの二連発』に向け、バックの姿勢で激しく責め出したところまで書きました。

そこから私は、将来的な「3P」体験実現の直接的なきっかけを与えたセレブなご夫妻との3P体験を思い出し、話を割り込ませてきました。“顔射”と“精飲”という場面に至ったところでしたね。

以上の話はいずれもまだ完結していないのですが、完結を目指していると本筋である「Mi子とS男の真実の物語」が見えなくなってしまうことに気付きました。そこで私は、“精飲”というキーワードが出たことを頼りに、S男との接触第三ラウンドの冒頭に飛び、重要な余談を交えながら書いていきたいと思います。完結していない2種類の話については、いずれ書くことになりますが、読み進めてくださっている皆様には申し訳無く思います。

ここまでの話においても、今後の話においても、大筋においては事実に基づく内容として書いています。但し個人情報の問題があるので、巧妙なマスクを施していることは御理解ください。

重要な余談というのは、“精飲”にまつわるS男との会話をきっかけにして、Mi子のマリッジブルーに隠れていた新たな疑問が発露するのですが、その疑問を解くに至る出来事に関することです。これも結構ボリュームのある話になるのかもしれませんが、振り返ってみれば、ここで知ることとなったMi子の秘密こそは、もしかしたら「Mi子とS男の真実の物語」が始まる根本的なきっかけを作ったとも思われます。

人の人生というものは、思いもよらない出会いや些細な会話などから大きく変化していくものだということを痛感するものです。Mi子の秘密の出来事自体は本当に些細な出会いであって、些細な会話に過ぎないのです。でも、当時の彼女、つまり婚約を成し遂げた状況の彼女にとって、“聞き捨てならない内容”を含んでいたということなのです。

思いもよらない出会いの相手というのは、実は私と交際する以前に少しだけ付き合っていたらしい私の同級生Iでした。Iと私は大学時代に知り合い、同じダンスサークルに所属した悪友で、男女関係を伴う遊びにおいては、常に行動を共にする関係だったと言えます。二人で女性をナンパして遊んでみたり、エッチな報告や情報交換を欠かさないという間柄だったのです。

“聞き捨てならない内容”というのは、私の過去の出来事に関するものでした。感の良い方ならすでに察しておられると思いますが、私の過去のある意味生々しい女性体験の事実に関することでした。Mi子は、そんな知りたくも無い私の秘密を、Iを通じて偶然に知ってしまったということなのです。

私は、過去の女性体験の詳細について、特にMi子に話したことは無かったのです。それは今に至るまでそうかもしれません。大まかなことは伝えていたのかもしれませんが、別に詳細なことを話す必要は無いと思っていたし、Mi子も知りたいとは思わなかったでしょうし。私とMi子にとっては、二人が出会ってからの真実のみが問題なのであって、過去のことなどどうでも良いことだったはずです。しかしMi子は、偶然にして知ってしまったのですね。まさに、私が、Tさんと出会って、偶然にしてMi子に掛かる“聞き捨てならない”秘密を知ってしまった時のように。

Mi子は葛藤したはずです。そのことを私に確かめるべきかと。しかし、考えてみれば、全ては過去のことであって、そのことを私に問い詰めたところで、事態は何も変わらないのですね。いや、むしろそんなことをすれば、恋人である彼が戸惑うのは明白だし、それが原因で彼は彼女を嫌いになるかもしれない、と思ったはずなのです。

しかし彼女は、この葛藤を自分の心の中に留めておくことが出来なかったのですね。

以下に重要な余談における重要な余談について触れますが、私は、このことに関しても問いを発し、Mi子は、苦悶の末に答えを返してくれることになります。

重要な余談におけるさらに重要な余談というのは、S男との接触を果たし、さらには重要な余談であるMi子の秘密を確かめた後、当時の私が、浮気発覚騒動における御両親を前にして立てた夫婦の誓いを、少しだけ破ってしまうことについてです。

十年という歳月を超えて新たに芽生えた如何ともし難い嫉妬の念だけなら、私は誓いを破るまでには至らなかったと思います。Mi子にはどう映ったかは今となっては定かでありませんが、客観的ヘンタイである私の変態願望、Mi子が他人棒と戯れ、握り、咥え、舌を絡め、舐め、しゃぶり、それに貫かれ、激しく突かれてアクメを迎え、同時に白濁まみれにされるという場面が脳裏を離れることが無かったのです。

“他人棒”という歪んだ私の変態願望を募らせた当時の私は、Mi子に少しだけ、秘密を思い出させるような質問をしたのです。そして併せて、当時私が引き起こすに至った浮気発覚騒動の本当の原因である、私の変態的願望のことを話していくのです。但し、その時は、Tさんとの出会いのことも、S男との接触のことも、一切喋りませんでした。“少しだけ”というのは、そういう意味なのですが、私がMi子に発した内容は、無くした指輪に隠された真実のこと、「あの日の出来事」泥酔事件の真相のこと、そして、Mi子がどうしようも無いマリッジブルーになる動機を与えた同級生のIとのこと、この三点だったと思います。

Mi子にとっては、青天の霹靂とも言える私の質問であって、私が想像した通り、戸惑いを隠すことは出来ませんでしたね。Mi子もまた、今さらなぜそんな昔のことを思い出させるのか、浮気発覚騒動の時に両親の前で涙を流して誓った言葉を思い出し、訴えてきました。しかし、彼女にとっては贖罪の念の方が大きく、仮に結婚前の出来事とはいえ、まともなら離縁されても不思議ではないS男との愛人関係でしたから、新婚旅行の帰り道での時と同様、さらには両親を前に誓いを立てた夜、仲直りの夫婦の営みをした時と同様、Mi子は涙を流し、ひたすら「ご免なさい」と繰り返し謝ってきたのです。

ですがこの後、私の他人棒願望の話と、浮気発覚騒動の直接の原因となった3P体験の話を改めて聞いてくれたMi子は、その時初めて、本当の意味で私という人間の本質を理解したのだと思います。まともな性癖しか持たなかったMi子でしたから、他人棒願望だとか、寝取られ性癖だとか、夫婦交際といった特殊かつ変態的な性の世界があることを信じてはいなかったのですが、この時を境にして、徐々に変わっていったと思います。

おそらくそれは、私に対する贖罪の意識ゆえに、ここまで来れば、夫に従い、夫を理解し、夫と伴に一緒に楽しんでみよう、そういう風に自らの価値観を変化させて行ったのだと思います。ここに至って私達夫婦は、本物の夫婦になれたのかもしれません。このことについて、私達がこの世界を十分に楽しめるようになってからですが、Mi子は、「あなたと一緒にエッチな世界を楽しめばいいのよね。」と言えるまでになりました。

ちなみに、無くした指輪に隠された真実というのは、S男がMi子に贈ったとされるティファニーの指輪とネックレスのことなのですが、私はS男の告白を聞くまではこの指輪とネックレスの存在を知らなかったのですね。後日詳しく書いてみたいと思いますが、S男との接触第三ラウンドを終えてまず取った最初のアクションというのが、このティファニーの指輪とネックレスの存在を探すことだったのです。

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