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日記番号:747

夢は妻とともに…

傍観者(関東)


  感想集

またいつか

〔さっ優一さん!行ってください。奥さんをまず愛してあげる責務がありますよ(笑)〕
「…はい……」
心決まらぬまま私はソファーを立ち、リビングへと行き、キッチンでワイングラスを両手に持ち、美佐さんと立ち話をしている妻へと近寄りました。

〈悪巧みは済んだ??(笑)〉
〔おいおい(笑)〕
〈さっ!優一さん!部屋に帰ってミーちゃんを…ね!〉

『!美佐さんっ…………………………』
妻は一瞬にして顔を赤らめ俯いてしまいました。

〔…本当に奥さんは可愛い方ですね…〕
〈おいおい!!!(笑)ははっ!さっ行って!〉
「あっ…はい…でも皆さんにも…」
〈いいのいいの!!ねっ!さぁさぁ!!…って私か…直ぐシャワー浴びま~す!〉

『美佐さん…ありがとうございました…』
美佐さんは妻の言葉に満面の笑顔を見せ、妻の手を取りエントランスへと導き、そして最初に入ってきたときのように妻を抱きしめ、頬に軽くキスをしたのです。

『美佐さん…私…うまく言えないけど………』
〈いいのいいの!ありがと!…優一さんミーちゃんをよろしくね!って変かな?(笑)〉
「吉沢さん…ありがとうございました…あの…」
〔いえいえ、こちらこそ。さっ!三人がふけちゃうかな?(笑)美佐行ってきなさいっ〕

輪姦という強烈な性行為の世界を目の当たりにさせてくれたうえに、刺激的な参加をもさせてくれながら、常にさり気無い気遣いを見せてくれた吉沢夫婦に、私たちはついに最後まで適当な言葉を見つけ出すことが出来ず…靴を履き向き直り、自然と二人同時に頭を下げました。
そしてドアを出てもう一度向き直ったとき、美佐さんが言いました…

〈ミーちゃん…自分の気持ちを大切にね!絶対ね!(笑)またいつか逢おうね!〉

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