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日記番号:475

処女だった妻をスワッピングの世界へ・・・

hiro(東京都下町)


  感想集

番外編2

 その夜、メールが届いた・・・「ただいま仕事、終了です・・・」
普通のメールだった。しかし、アドレスを教えてくれたし、日にちをおくことなく送ってくれたくれたことに好感をもった。というか、心の底に期待をもった。
ここで間を空けてはいけない。さっそくhiroは食事に誘った。
すぐに返事が来た。 
後日、彼女と会った。
食事は中華にした。中華はお互い気を使わないで済む。
彼女は屈託なく食べ、飲み、そして笑った。
いろいろと話す中で彼女の名前や歳も聞いた。
彼女はyumiと名乗った。
そして、20歳前半であろうと思っていた歳が、30歳であることに驚いた。
本当に外見は若く見えた。でも今思えば、会話でも、話す内容でもそれなりに人生の経験みたいなものは感じていた。
2件目を誘った。yumiは喜んでついてきた。
2件目についてくるということは、hiroに好感を持ってくれている証拠だ。
酔いも進み、お互い男女間の話になってきた。
yumiはそれなりに男性経験があった。でもそれは、あまり楽しい思い出ではなかったようだ。
どちらかといえば思い出したくない類のようだ。
再び会う約束をして二人は別れた。
帰宅してすぐにお礼のメールが届いた。
最後にぜひまた会いたいと記されていた。

 hiromiには内緒にしていた。yumiと会ったことだ。
もちろんhiroは隠すつもりはなかった。
でも、なかなか言い出せないでいた。
どう切り出そうか思案した。
そしてひらめいたのが、hiromiをyumiの店に連れて行くことだった。
酔った勢いで、その場の空気で、告白してしまおうと思った。
 yumiにメールでバーにいる日をたずねた。
そして、hiromiと一緒に行くことを伝えた。
yumiは楽しみにしていると返信してきた。
 「いらっしゃいませ!」yumiの明るい声が店内に響いた。
いままで一番明るい声かもしれない。
待ちわびていた、そんな気持ちが伝わってくるような声だった。
「先日は酔っ払っちゃってごめんなさいね・・・」
hiromiが最初に口を開いた。
「いえいえ・・・バーですから・・・酔っ払っちゃってください・・・」yumiは笑顔で答えた。

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