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日記番号:892

愛する妻を堕した男

志保の夫(首都圏)


  感想集

47.志保の寝物語①

女はアクメを体験すると体だけではなく心まで相手の男に傾倒して行くと云う。
志保のアクメ体験は性的満足感の他にも私たち夫婦の心の結びつきをも更に強くした。
私たち夫婦はセックス前後を問わずよくおしゃべりをするが、アクメ体験後はそれまであまり詳細を語らなかった志保の秘密も徐々に告白するようになった。
これからは志保が結婚して妊娠するまでの約1年半の寝室のベッドの上で聞いたことを記述する。これまでも《志保の告白》として、重要イベントに付け加える形で述べてきたが、その大部分はこの時期に語られたことである。一部重複する部分もあると思うがご容赦願いたい。
この時に語られた事が、その数年後の非日常的性生活の発展することを私は夢見ていたが、妻にはただの寝物語だったかもしれない。

《野島とのこと》その1

私は最初に、かなり以前から気になっていたことを話題に出した。
それは野島との関係である。
「野島との話はこれまでも色々聞いたけど、結局どこまで行ったんだい?志保が北海道旅行から帰った直後に野島に処女を奪われた噂も流れたようだけど・・・」
その時、妻はえっ!と驚いた顔をして私を見た。
「そう・・・、その噂、貴方も聞いていたのね?私、そのお話しを聞いた時、笑っちゃったわ。だって、私の最初の男性は貴方だもの。バカバカしいからだから放っておいたのよ。もし、貴方の耳に入ったらきっと聞いて来るだろうからと思って・・・、でも、貴方も何も聞いて来ないから、私から言う必要もないし・・・」
「その噂、誰が流したか知っている?」
「うん、山田美香さんでしょう?彼女、当時は野島さんに夢中で、彼女気取りだったの。だから野島さんの気を引くことなら何でもする状態だったのよ」
「志保は小樽から帰って野島や山田に会う機会があったのか?」
「ええ、そうなの。ごめんなさい、黙っていて・・・。正直に言うわ」

《志保の告白》
小樽から帰って、お盆が終わった20日頃に突然自宅に山田美香さんから電話があったの。山田さんは3年生で先輩だからこちらも丁寧に対応したわ。電話の内容は、「女子部員3名で軽井沢に行く話が出て貴女の名前も出たの。私のお友達の叔父さんが持っている別荘があって、22日以降は誰も使わないから8月中だったら使ってもいいとのことなの。それに、あの超有名な軽井沢テニスクラブのコートも借りられるかもしれない」と、言うの。別荘のことはともかく、皇室の方もプレーするテニスコートなんてめったにあるお話じゃないし・・・。それでつい<私も参加します>って返事をしたの。母にも相談したら、「女子だけで行くのならいいわ」、と許可してくれたので、23日の新幹線で行くことにしたの。
出発の前日の夜、山田先輩から電話があって、「自分は都合で今日から軽井沢に来ているので、中川さんは予定通り明日きてください。友達と軽井沢駅まで迎えに行きます」と言うことだったの。
翌日の23日、予定通り新幹線で軽井沢に到着すると、山田先輩と私と同じ一年部員の加藤京子さんが車で迎えに来ていたの。3人で軽井沢銀座をブラブラして、それからスーパーによって夕食の材料を買ってその別荘に向かったの。4人の予定だったのに1人が急遽都合がつかなくて結局3人になったそう。
すごく立派な大きな別荘で1階はリビングとダイニングキッチン、それにお風呂と露天ジャグジー風呂もあったわ。2階は5室で全部ツインベッドの個室になっていたわ。
女子3人でワアワアキャアキャアと騒ぎながら夕食を作ったりしていたら、7時半頃に車が着いたの。そして中に入って来た人を見て驚いたわ。野島さんだったの。

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