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日記番号:582

私たちの消せない記憶

うげんこう(東京都西部)


  感想集

33 ことの顛末

愛おしいと思いながら、抱き合っていたがいつの間にか深い眠りについて、目が覚めたのはもう日が昇ってからだった。
妻はと見ると姿はなく、起きたようで布団の周りはきれいに片付いていた。
昨夜からのことを思い出しながらリビングに行くと、開け放った窓から朝日が差し込みそのなかで「おはよう」と声があった。
私も「おはよう」と言ったが気分は重かった。
今日は、ことの顛末を妻に聞かなければならない。
昨日から決心していたことだが、いざとなると避けたい気分になってくる。
私もいやだが妻はもっと嫌だろう。
朝食のあとコーヒーを飲みながら妻に切り出した。
説明してくれと、、、、

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