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日記番号:582

私たちの消せない記憶

うげんこう(東京都西部)


  感想集

29 妻の裸体

考えてみれば、妻の裸体を意識して見たのは久し振りで、色が白いとは思っていましたが、なめまかしいというより、少し角ばった若々しさがあったような感じでした。
しかし、昨夜の体は肩や胸、腰からお尻にかけて丸みを帯び、大人の本当に成熟した女になっていたように思います。
洗い終わった体にお湯をかけてやると、サーッと流れたあと水を弾いて、しろい肌が浮かび上がり、まぶしいほどでした。
いつのまに女になったのだろうか。
考えてみれば、私たちはここ5年くらい前から少し疎遠になり、2年ほどはしっかり抱いた記憶もないのです。
40代は、女の盛りだと言うことだから、そんなものかなと思っていると、突然妻を女にしたのは、まさかあの男ではないだろうなと疑念がわいてきました。
そしていっぺんに目が覚めてしまいました。

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