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日記番号:582

私たちの消せない記憶

うげんこう(東京都西部)


  感想集

28 よぎった不安

その夜はsexの充実感と、なによりも妻の気持を自分に取り込み一体になったという安堵感ですぐ眠りに落ちました。
夜中に、水が欲しくなり目が覚めたのですが、横を見ると妻が穏やかに寝ています。
眠ろうとすると、ふと自分たちは今までのように何のわだかまりもなく、この先やっていけるのだろうか、そんな思いが頭をよぎり軽い不安が浮かびました。
妻のほうに横向きになると、夕べのうでを組んだときの肌の感触、カラオケboxで泣きながら抱いた肩、風呂で見たなめまかしく、ふくよかで柔らかな成熟したおんなの息吹。
肩に手をおいてうなじに唇を近づけただけで腰をよじり声を上げた妻、いや妻というよりあれは女だった。

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