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日記番号:1073

淫の刻印

アスカ(京都)


  感想集

26 自宅にまで

「ダメ…自宅にまで…」
「よく言うよ~自宅まで、送り届けたのは、オレだぜ…まったく、あっちだと言えば、こちらだと言うし。まっすぐ、歩けば、15分位なのに、一時間かけて、送って、心配だから、来てやたら。ダメだとお~ふざけるな。」
「ごめんなさい。でも、自宅は、勘弁して…」
「旦那は、仕事だろお~ちょつと、お茶でも、だしなよ。」

嫌がる典子を玄関の壁際に追い詰め、うなじに舌をはわせて、首筋にキスマークをつけられる。たったそれだけで、典子は、白い喉をのけぞらし、身悶えする。
「送り届ける時、運転免許やスマホの中身を見せてもらたよ。昼夜を問わず、いろんな男と遊んでいるんだな。主婦のくせによ。」
「見たの…酷い人ね。スマホの中身を見るなんて。最低…」
男は、不意に、典子の頬を平手打ちにした。パシッ~
「こんど、そんなクソ生意気な事を言ったら、本当にシバくぞ…」

屈強な男のビンタに、典子は、恐怖感よりも、背中から脳に向かって、ゾクゾクするものが、走った。スカートごしに、下半身を押しつけられ、逞しいオスの感触に、昨晩の生々しい交尾の快感に流されそうになる。秘唇が、潤んでいる。何かを期待している。耳を舐められると力が、抜け、すかさず、股間に手を差し入れられ、慌てて、太股を閉じようとしたが、…ささくれ立った指が、ショーツの隙間から、潜入していた。

「濡れてんじゃん。」
「嘘よ~いや~ん。」
「体は、正直さ。」

指が、股間を這いずり回り、そのたびに、典子の体が、ビクン~ビクン~と跳ね回る。溶けくずれた秘唇に浅く指を入れると、キュ~と勝手に指をくわえこむ。浅ましい位の反応に、典子自身も、戸惑う。自分に襲いかかろうとする獣に、抱きつきながら、交尾を待ち望んでいる。

ちょつとした事で、金さえ払えば、すぐに尻をふる女が、多いのに、犯されたいくせに、貞操だの盾にして、嫌がる女は、そんなにいない。男にとって、新鮮だった。
(嫌がる女も、いいもんだ。)
クネクネと身悶える女の体は、柔らかく、汗ばむ体から匂い立つ香りが、男の獣欲をさらに、刺激した。

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