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日記番号:844

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幸治(都内)


  感想集

5章-4

その中年男は自分のペニスに余程自信があるのだろう。胴体を握って亀頭を上に向けて、陽子を見てニヤリと笑う。
「アンタ、もういかげんにしなさい!この人達困っているでしょう?ごめんなさいね、うちの人、少し露出趣味があるんです」
そう言う女も裸体を隠さない。女の自慢はこの巨乳なのだろうか。
陽子は私の背中に隠れているがたぶんはっきり見たと思う。それに、その連れの女性も初めは手拭で股間を隠していたが、上半身は堂々と見せている。細身の体型のわりには立派なバストだが、やはり年齢は隠せず巨乳ゆえ重さに耐えきれずかなり垂れている。その女は巨乳を揺らしながら男の傍に移動する。
男に隠せと言ったはずのペニスに手を添える。そして私を見て淫らに微笑をするとゆっくりと上下に擦り始めた。その行為はまるで私たちを挑発しているかのように思えた。男のペニスは更に勃起して上を向く。男は私たち見つめながら女の豊かな乳房を愛撫する。私たちにも同じ行為を催促しているように、もう片方の手は女の尻を撫でる。そして、淫らな笑みを浮かべて私たちを見る。
私たちは彼等の行為を呆然と眺めるだけだ。
更に女の顔がペニスに近づき、ペニスを咥えた。
その様子を見た陽子が私の腕を握る。その手が震えている。
「おい、ちょっと寒くなってきたなぁ」
男は女の頭を引き離して、湯の中に入る。そしてゆっくりと私たちに近づき、女を抱き寄せて私たちに見せるように乳房を愛撫する。湯の中で女の手は見えないがペニスを握っているようだ。
「はぁぁぁ、お風呂の中って気持ちいいわぁ・・・」
女は私たちの存在を無視したように男の愛撫に悶える。
「お客さん達もさっきの続きをしたらどうですか?風呂の中のセックスは魚になったような気分で気持ちいいですよ・・・」
男は露骨に挑発して来る。陽子も息遣いが荒くなっている。

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