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日記番号:1074

単身赴任と夫婦交際!そして今日

潮風 (四国)


  感想集

夫婦交際への序曲(2)

 車は太平洋を左手に見ながら、海沿いの道を走っていた。助手席の量子は窓を開け潮風を受けながら上機嫌だった。膝上丈のスカートに生足、時おり見える太ももが妙にそそる、 30代後半、アラフォーも近いと言うに生足は如何なものかと思うが今日の私には大歓迎、胸元の大きく開いたシャツで下を向くと彼女の大きな胸の谷間も見える、自宅では決してしないであろう服装に、地元を離れた気楽さと、何かの期待の気持ちが現れているのかと、勝手に思っている。 左手をスカートの下に延ばし吸い付くような素肌の太ももの感触を楽しみながら車を走らせていると、国道沿いに道の駅の看板を見つけた。
 「寄って行こうか?」 「何かお土産有るかしら?」そんな会話をしながら駐車場に車を止めた。  車を降りると「先に行ってて!私トイレ行ってから行くわ」そう言って店舗から離れた建物に向う」
とっさに「ついでに用を足したらパンツ取っちゃえ!」そう言ってしまった。こちらを振り返った量子は、ニッ!と笑って小走りでトイレに向った。
 店舗に入って、みやげ物、地場産品など見ていると、量子が戻って来た。「安いわね」「新鮮!」などと言いながら寄り添って見て歩く。先ほどの「ニィ!」の笑顔が気になって、お尻に手を伸ばしスカートの上から、お尻の曲線に沿って指でなぞる、薄い生地の下に、柔らかいお尻の感触が伝わってくる、 横顔を覗くと、何食わぬ顔でみやげ物の棚を見入っている、指先に柔らかい肌の感触を感じながら、ツーッ!となぞると、プツッ!と突起、パンティのゴム?親指と人差指で摘むと、「残念でした!履いてますよ~~ッ」小声で私を見ておどけて笑った。
  道の駅を出て海辺の道を走る、買い込んだ娘たちへのお土産と義母さんへのお土産にお野菜沢山・・・後部座席に積み込んで。主婦感満載。
「この先に温泉があるんだ、仕事の途中で見つけたんだが、入ったことは無いけど、鄙びた温泉で、地元の人しか利用しないみたいだけど寄って行く?」そう言うと 「そう言う温泉好いんじゃない、イコイコ」さすが温泉好きすぐに決定!  
 暫く走って海辺に張り出した広場にログハウス調の平屋建ての建物があり〇〇の湯と大きな看板を見つけた、 
「こんな所だから貸切湯も無いし、当然混浴でもないぞ!」「いいわよ、お湯に入れれば」 相変わらずの答えが返ってきた、「でも露天風呂の展望は好いそうだから」そう言うと「それは楽しみね、早く行こ」   玄関をいると小さなロビーとフロント その横にカウンターと海沿いの窓辺に小さなテーブルのカフェらしきもの? フロントとカフェをかねて、ひとりの中年女性が立っていた、
その女性に入浴料を支払って「先に出たらカフェで待ち合わせ」そう言って男湯、女湯ののれんをくぐって別れた。
  内風呂で暫く温まって露天風呂に出た、オ~~ッ!と声が出そうなオーシャンビューの絶景だった、瀬戸内育ちの私には水平線を見ながら湯船に浸かるのは想像以上の感動だった。 湯船は石造りで、真ん中が竹の垣根で区切られている。垣根の向こうが女湯らしい、 湯船には先客の初老の紳士が浸かっている、ちょっと会釈をして垣根側に体を沈めた、垣根の向こうから湯音が聞こえる。  しばらくすると、 
「あなた~ひとり~?」 「こちら貸し切状態、一緒に入れるくらいだね」 「こちらはお客さんいるよ」 そう答えると「あら!ごめんなさい、そちらもひとりだと思って」 そう言うとそれきり声がしなくなった。
  初老の紳士を見ると、にこやかに笑いながら、「奥様ですか?」「すみません、そそっかしい女房なもので」 「いえいえご覧のように田舎の温泉ですので、貸し切も混浴もありません。この先の岬の方へ行けば観光旅館も在るのですが」そう言って笑って見せた」  「お見かけするところ旅の方のようですが?」「はい!観光地より、こう言った温泉のほうが好きなものですから」
 「この温泉は地元の人か、近郊の人しか来ません。夜になると、地元のお年寄りが男湯の方でで混浴する様な話も聞きます、私は御一緒した事は在りませんが」そんな話をしてくれた。
初老の紳士が上がってから一人で暫く海を見つめていたが、ゆあたりしそうで、上がる事にした。 脱衣場に出ると、先ほどの紳士はもう居なかった。ロビーに出てぐるりっと見渡したがそこにも見当たらなかった、 そうすると「あなた、ここよ」量子の声がした」 声の方を見るとカウンターに座り先ほどのママ?と向かい合って生ビールのジョッキを手にしている。 「なんだ、もう飲んでいるのか?」
「御主人も注ぎましょうか」ママさんの声に「あなたダメよ、私もう飲んだんだから、運転お願いね」 ママさんが笑いながら「じゃあコーラにでもしましょうか?」 うなずくと、大き目のグラスに並々とコーラを注ぎ氷を「カラン」入れて手渡しながら「御旅行ですか?言葉からすると此方の方ではないようですが?」  「はい、私が単身赴任でこちらに来ています。この三連休で女房が宿の片付けやら掃除に来てくれて・・・・」  「あらまあ、それはそれは! 貸し切風呂があれば御一緒に入ってもらえば良かったのですが、何せご覧の通りの小さな田舎の温泉なもので」 「いいえ、この絶景の露天風呂に入れて頂いただけで満足です、私達は瀬戸内育ちですから、水平線を見ながら露天風呂に浸かるこんな贅沢はありません」 そんな話をしていると、
 「実はね、此処だけの話なんですが、夜になると地元の御年配の皆さんが男湯の方で混浴されるんですよ。  夜に来られて御一緒されたらいかがですか?」そんな話をしてくれた。先ほどの初老の紳士の話と会うな!そう思った。 ママさんが続けて「こんなお若い奥様が混浴されたらお爺ちゃま方大喜びでしょ!」  「その分お婆ちゃま方に嫉妬されるかも・・・・フフフッ!」意味ありげに量子の顔を見て笑った 「そりゃあ面白そうだね!でもよそ者はダメでしょう」そう言うと「ピチピチの奥様ですから大歓迎しょう、でも御主人、ヘチマの様なお婆ちゃまオッパイ見てもイマイチかな?」 御当地の女性らしい豪快な笑い声に圧倒されチョットHな会話に満足して温泉施設を後にした。 目指す水平線がま~~るく見える展望台、途中どうしてパンティを脱がそうか、いや風呂上りでもう穿いて無いかも・・・等想いを巡らせながら風呂上りで火照った顔に潮風を感じながら車を走らせた。 展望台で何処まで脱がせられるか・・・そんな妄想しながらハンドルを握る私の心を知ってか知らずか、ほろ酔いの鼻歌交じりで海を見つめる量子の横顔があった。



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